小さな製品開発の物語

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瞬間湯沸かし器構造が悩ましい01

最近、お話ししている超限定で作るか作らないか(汗;
分からないポリhotの話ですが、少し絵付きで説明しときます。

ポリhotツイン00
もしかしたら最終形態として理想的な形なのですが、
私自身がどうしてもシックリ来なくて今まで製作を拒んでいました。
(シックリ来ない理由は次回に・・・)

先ず理想な理由の一つは過去にも書かせてもらっていますが
ポリhotの熱交換部は現状で5000Kcal/h、、、
行っても6000Kcal/hの熱量が吸収限界だと思っています


まぁ1万カロリー/hの熱量を加えても十分水温は上がるのですが、
ポリhotは大災害時、
カセットボンベ燃料を余すことなく超効率的に使い切る為の商品です


現在ポリhot搭載の無料配布のバーナーはイソブタン缶で
冬期に最高出力3600~3900Kcal/h程度出ることになっています。
(普通のノルマルブタン缶は冬期で約2800~3000Kcal/h)

弊社としては高効率を実現する為に熱交換部に
余裕を持たせることが大事だと理解しています


熱交換部が性能限界を仮に5000Kcal/hだとして
バーナーが約3600~3900Kcal/hなら十分余裕があることになります


それは限りなく熱交換部だけで熱を吸収できることになり
ポリhot本体外装カバーには余り熱は伝わらないことになります


現状のポリhotは構造上というか取り回しの部分で
出湯口を正面左下に設定していますが、過去に実験した
ポリhotMaxのツインバーナー構造の様な
高火力でドライブする場合は現在の出湯口と流入口を
逆さにする必要が出てきます


それをしないとポリhot本体外装カバーがアッツアツで
それはつまり熱が外に逃げていることになり効率が落ちていることになります。

変換効率やポリhot本体外装カバー火傷問題等を考慮すると
熱交換部に余力を持たせることは大事ということです。

その意味において、
上記図面写真のような構造は理想的ともいえます。

続きます。
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今後のポリhot計画03

今、水面下でポリhotプロジェクトが進行していますが、
( ここで書いてる時点で水面下ではないかな~~と(汗; )
ただ、このプロジェクトは破棄される可能性もあります。

それだけ人生を賭けたデリケートな状況下での進行です。。。。。

まぁ、どれだけ人生賭けたら気が済むんかいって感じですけど・・・・・・(大汗;

数名の方と相談しながら進めていますが、
その過程でもしかしたら幻のポリhotを試作するかもしれません(汗;

具体的に書けば単純な構造で、
ただ横に並べる様な感じになりますが
当然フルカスタマイズで外装ボディーは新設計で
ポリhot,MaxやSuperの様に外配管はほぼ無しの状態になります。

要するに、水を取り入れる流入口とそれ以外は出湯口と
ボティーには2口しかないスッキリとした感じになります。


横に並べるメリットは何と言っても火力を効率的に使用可能だということです。

今後登場予定のMaxは縦に2段でツインバーナーを想定していますが
縦に2段は熱効率面で良いのですが、前にも書かせてもらった通り
バーナー周りが若干不効率になるのではと想定しています。


ただそれは今までの経験からそう思うだけで断言は出来ませんし、
それ以上に野外で使用することを考えると、縦に逃げて
床面積が小さいことのメリットの方が勝っていると思っています。

一応、幻のポリhotとして世に数台出すか、継続的に出すかは
その時になってみないと分からないという
何とも無責任な発言しか出来ない今日この頃です
(油汗:

いろいろ思うこと・・・・

野外瞬間湯沸かし器を手掛けて早10年以上、未だにプロトタイプなポリhotですが
申し訳ないのですが、違う意味で書き込みペースを落とすつもりでいます。

今でも激遅ペースやんってツッコミが入りそうですが(汗; 、
来年に向けて、あるプロジェクトが発動していてその為です。。

強いて言えば「ポリhotプロジェクト」とでもいうのでしょうか。。。

蓋を開いてみれば、大したことではないのですが(汗; 、
いろいろ事情があり書き込めない状況になりそうです。

多分、年末から来年3月まで自主規制となることをお許しください。

但し、ポリhotMax類の技術的書き込み等は大丈夫ですので
それらの情報等は仕上がり次第UPさせて頂きます。

ポリhot,Maxへのお問い合わせ

タイトルなんですが、ありがたいことにまぁまぁ来てしまいます・・・・(汗;

やはりハードパワーを求めるのは世の常。。。。

去年、ポリhot,Max試作機を気合入れてテストし玉砕で販売を断念(泣;

お客様からのお問い合わせ時、状況次第で説明しますが、
仕様としてはツインバーナーの二段重ねとはいえ
ポリhotシングルの2倍の性能が出ないだろうと。
(今まで希望的観測で2倍論書いたこともありますが)

イメージ的にはポリhotシングルの1.5倍から
仮に行って1.8倍がいいところではないかと思いますが
今冬実験結果をみてみないと不透明です


ポリhotシングルは有志の人達からのデータですと
気温約-5℃から+5℃で食器洗いが出来るギリギリ快適水量で(2リットル/毎分) 
熱変換水温約16.5度 + 元水温となり、
ポリhotシングルの場合、元水温10℃なら出湯口から出で来る水温は
理屈では26.5℃となりますので、マックスなら仮に1.5倍なら34.75℃となります


それをチューニング(地獄の試行錯誤とも言う・・・・・)で
1.7~1.8倍に引き上げることが可能なら38.05℃~39.7℃ということになります


ハッキリ書けば、お寒い時期に水温20℃~25℃もあれば食器洗いなら十分で
最近の油掃けの良い食器なら
割り切れば洗剤も不必要で環境にも優してと思います


ポリhotユーザー様にも言われましたが、
「お湯で洗剤要らずをアピールしないんですか??」と。。。。

次にモバイルシャワーの水量2.5リットル/毎分に換算すると
仮に1.7~1.8倍が達成しても元水温が10℃なら出湯口32.44℃~33.76℃
リアルシャワーには届かない結果になりますが、
気温が20℃近くになるとキャンプ場水温も近い数字になる可能性もあり
40℃以上のリアルシャワーが可能になります


まぁ真冬でもポリタンクの水をポリhotで20℃以上に上げれば
その後は電動ポンプでポリhotリアルシャワーも可能ですので
その意味ではポリhot,Maxの優位性は十分あると思います


ある程度ロジカルに頭を回転されるユーザー様ですと
潔く2台ご注文される強者もいらっしゃいます(大汗;

実は私も去年の実験キャンプ時、気温・水温とも5度時でも食器洗いなら
指に引っ掛け持ち歩けるコンパクトなポリhotシングルが便利で
性能も十二分だと思いました


尚且つ心に(金銭的に)余裕があれば、もう一台ポリhotシングル購入して
1台はポリタンクをお湯にしてもう一台はリアルシャワー用な使用方法か、
2台デージーチェーンで一気にポリタンクお湯を40℃以上な夢も可能(汗;
(マックスと違い、現時点で性能2倍も保障されますし・・・・・)

まぁポリタンク使用するのであればC/P値で世界一コンパクトなサイズの割に
お湯が早く沸くポリhotシングルでお湯回せば良いのでそれでも十分(汗;

ポリhot,Maxは出来るだけコンパクトで短時間でシャワーを実現するギアという
位置付けになるのではと思います


次期マックスで冬期キャンプ洗い場で食器洗いしたら
大量の湯気でメガネの人は前が見えないかもしれません(大汗;

バーナー内部詳細

少し前のShopご注文分のポリhotシングルを昨日組み上げました。

その時に使用した「研究用バーナー」の数6個・・・・(大泣;

そうです、、、5個(1万円成り)がダメダメ品でした・・・・・・・

バーナー改造014
今回、新しく開封した箱内のバーナーですが、どうしよう。。。。

この勢いだと50個 購入してポリhotが8台しか出来ないということ?????

上手く行ってポリhotが10台でしょうか?

一応、何度も書きますが「液出し」仕様の場合の話です。

バーナー改造015
初回、出荷分と今回分の御釈迦品です(汗:

実際には箱に入りきらず、写真枠外にも散乱しています(汗;

液出し方法は気化方法と違い、少し火力も上がり
作りのデリケートさがモロに出るようです。

バーナー改造016
今回、少し実験してみました。

ちょっと分り辛いですが、
右の噴射ノズルが、ダメ品ノーマル、
左斜め下の黒っぽい噴射ノズルが、ダメ品のノズルを少し広げた物。

結論から改めて孔は広げない方が良いと再確認。

少し孔を広げた方はバーナー径に対して、やはり燃料出過ぎ(汗;

詳細を書くと作文用紙10枚にもなりそうなので割愛しますが(汗;
やはり孔加工精度バラつきの問題とまたまた再確認。。。

はーーーーーーー、、、溜息しか出てきません。

バーナー改造017
もう一つの問題が、開閉バルブ廻り・・・・・

ユーザー様のお手元にあるポリhotで開閉バルブを全開方向に回すと
炎が「バッバッバッバッ」と音を立ててなっている製品があると思いますが
それはこのバルブのせいです(汗:

但し、「バッバッバッバッ」と音を立てている製品は少し出力が高い証拠です。

個体によっては安定的にバルブ全開に出来る製品もあり取り回しは良いのですが
ホンの少しだけ出力が弱い証拠。

要するに「バッバッバッバッ」の「バッ」の部分が強い分って感じです(汗:

その「バッバッバッバッ」の「バッ」の先はポリhot火だるまかも。。。(油汗;

要するにギリギリのラインです。

バーナー改造018
何故、「バッバッバッバッ」と音がする製品としない製品があるかと言えば
目を凝らして写真をよーく見て戴けると分かりますが
微妙ですが全部先端の形状が違います。

先端が丸い物もあれば、角ばった物もあるなど形状が違います。

それだけではなく、直径やテーパー角度も様々で
日本の物づくり現場では考えられないことです。。。。。。

当然、写真の「オス側」もそうなので
計測は出来ませんが差し込む「メス側」も違うのでしょう(大泣;

そのせいでボンベから出る燃料が噴流に対して安定せずに
「バッバッバッバッ」となっている模様で
カセットボンベ触っていると分かります。

これだけで半日かかってしまうので(汗; 、今はまだ無理ですが
今後対策は考えないと更に生産数は減ってしまいます。。。。。。

こんな形で「小さな製品開発の物語」日記は細々と牛歩るのである(汗;
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