小さな製品開発の物語

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アウトドア温水器比較テスト 6

さー、最後テストとなります。

あれ?最後って
自作五徳バーナーも含めた三つ巴バトルはどうしたの?と思われそうですが、
多分ラウンド1から推測すると、コールマンと時間的に同等か(熱交換部性能は上位ですので)
それ以上の好結果が出ることが予想出来たのであえて試験はしないことにしました。

いや一番の理由は、自作五徳バーナーは今後テストを1年は繰り返すつもりでいますので
目先の販売としてはカセットフーエコⅡが一番現実的と判断し、
あえて外しても良いのではないかと考えました。


2デバイステスト-19
写真のようにプロパン入り混合缶をセットしました。

このカセットコンロ実験で一番の焦点(というよりメチャ気になっている部分)は
プロパン入り混合缶を使用してカセットフーエコⅡが果たしてパワーアップするかでした。

何故なら一応レギュレターらしき物が装備されていて、2500Kcal以上でるのかな?
という大いなる疑問があったからです。


前回のテストからノルマルブタンに対して1.33倍の出力が認められた
プロパン入り混合缶でしたので、もしそうなら3300Kcalの火力が出る計算になります。

ですが、缶が冷え切って出力低下の方向は理解できますが、レギュレター装備で
圧力が高い方はどうなの?と思っていました。


今回はそれが明確になるテストだと思っています。

既にポリhot,super熱交換部はコールマンに対してアドバンテージがあるわけですから
テストする理由は私の中ではあまり無いわけで、
今回の実験の趣旨はそれだといっても過言ではありません。


2デバイステスト-03
前回同様、340gをピタリと指しています。


2デバイステスト-07
水温は8.8℃を指しています。(CB缶数字も確認)

最初、実験したコールマンとほぼ一緒です。
****************************
気温11.0℃ カス缶初期温度12.0℃ ガス缶340グラム 
ポリタンク内水量10リットル 水温8.8℃ 計測時間10分
****************************

2デバイステスト-20
今回は途中経過を入れず、淡白に10分後からレポートです。
ポリタンク底の水温は39.3℃と、ラウンド1に比べると少し高い水温です。

2デバイステスト-21
っで、いつもの如くポリタンクを振ってポリタン内水温を一定にしますと
41.9℃になりました!

んっ?? 41.9℃って、前回41.2℃ですのであまりかわりませんよね?

2デバイステスト-22
っで、量りでCB缶を計測してみますと平均304gとなっていました?????

元の重さが340g - 304g = 36g ?????????

ノルマルブタンのテスト時、349g - 313g = 36g でしたので全く変わらないということになります????

いや、多少の計測誤差はあるでしょうが、それでも5gや6gという量り間違いでもなく
殆ど1g程度の僅差だったということは間違いありません。。。。

ビックリしましたがイワタニさんのカセットコンロ用レギュレターって
そんなに精度が高いのでしょうかね?

そもそもCB缶温度が高温になり、マグネット式ガイド受けから外れるような設計になっているのと
ノルマルブタンの噴射圧力(蒸気圧)に対して、
100%イソブタンやプロパン混合CB缶の両者噴射圧力が約1.3倍程度と
メーカーにしてみますと把握した計算の範囲内ならば、
全てを含め、それに対応したレギュレターも製作可能でしょうから、
十分に調整の範囲ないなのかもしれませんね。


あと昨日(ラウンド1)に比べ外気温が
1.6℃低かったのがCB缶に影響したのかもしれません


たかが1.6℃、されど1.6℃ということでしょうか?

ではガス消費量が同じとした場合、前回は41.2℃に対して今回は41.9℃で
何が違ったのかといえば、nブタンとプロパンは質量に対して消費カロリーは
殆ど同じなのですが、それでも1.02倍高く、それを計算しますと
42.3℃程度になりますので誤差も含め、41.9℃はおおよそ当たっていると思われます。


今回の結果から100%イソブタン・プロパン混合CB缶をカセットコンロで使用する場合
高火力は殆ど期待できず、あくまでドロップダウン(火力低下)対策と思ったほうが良いかもしれません。

個人的にはこの寒い時期(っといっても気温10℃前後)は、
プロパン混合CB缶は使用せずともある程度理想のお湯は出来る結果が出ています。

ラウンド2で一応コールマンも10分動作したということで、熱交換性能の比較が出来ます。
コールマン       340g - 292g = 48g使用(プロパン混合缶) 47.2℃
カセットフーエコⅡ 340g - 304g = 36g使用(プロパン混合缶) 41.9℃

48g - 36g = 12g という差が出ました。

もしポリhot,super + カセットフーエコⅡで48gのガスを使用すると
計算上52.9℃になりますので、その差52.9℃ - 47.2℃ = 5.7℃です。

これは「 アウトドア温水器比較テスト 2  」で書かせてもらいました、5.2℃に近いことから
改めてコールマンとポリhot,superの熱交換部性能差が明確になったということになります。
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アウトドア温水器比較テスト 5

昨日(ホット・ウォーター・オン・デマンドの実験)の続きです。

2デバイステスト-10
写真を見ますと、おおよそ平均で292g(アナログメーターで正確でないので何回か乗せた平均値)
を指しています。

今回は一応10分は計測出来たおかげで解ったことがあります。

自作五徳バーナーは液出しで最初はロスがあったので正確なことはわかりませんが
カセットフーエコⅡは最大出力が2500kcalとしてブタンですが313g消費しました。

カセットフーエコⅡ 349g - 313g = 36g使用(ノルマルブタン缶)
コールマン       340g - 292g = 48g使用(プロパン混交缶)


プロパンはnブタンに対してグラム単位の熱量は超僅差ですが1.02倍です・・・

あくまで「仮に」です。

カセットフーエコⅡが全開2500Kcalとして
48g ÷36g = 1.3333333333333333倍

(2500Kcal × 1.33333333333) × プロパン約1.02倍 = 3399.99Kcal


ホット・ウォーター・オン・デマンドをテストした気温(11度)でプロパン入りCB缶で使用すると、
(プロパン30%+ノルマルブタン70%と言われています)
約3400Kcalの火力しか出ないということになるのではないでしょうか?

これはあくまでカセットフーエコⅡが正確に2500Kcal出ていると仮定しての話です。

ですが、この時期ですのでカセットフーエコⅡといえど、2300Kcalしか出ていない可能性もあり
(本当は外気温からある程度の計算は可能ですが・・・・・・・)
そうすると3200Kcalとなるわけで8900Kcalには程遠い結果となりました。

ただプロパンとnブタンの蒸気圧の差を考えれば妥当なのかもしれません。

それと一番驚いたのはST-760は100%イソブタン缶とほぼ同じ蒸気圧だということです。

今回のテストでいろいろなものが見えてきて、皆さんにも参考になると思われます。

やはりCB缶では事故防止の為それ以上内部圧力が上がらないよう
あえてしているのかもしれませんね。


これを総合するとCB缶では100%近いイソブタン仕様の製品を使用するのが得策な気が致します。

ホット・ウォーター・オン・デマンドを国内製品で最適(簡単購入)に使用する方法として
OD缶でプロパン30% + イソブタン70% というものがあったと思いますので
価格は少々お高いですが、それが一番良いかもしれませんね。


後は5kgや10kgプロパンを直接ガスホースで繋げる方法ですが、
これはコネクションがないと無理だと思われます。
例えば、ご家庭でプロパン契約されている方、もしくはキャンピングカー所有の方などです。

一番良いのは純正品をしようすることですが・・・・・・・・

因みにカセットフーエコⅡが今回のように48g消費した場合、
水温は52℃に達する計算になりますので


カセットフーエコⅡ52℃ - コールマン47.2℃ = 4.8℃
ポリhot,Superに軍配が上がりました。

やはりラウンド1の結果同様、
「 アウトドア温水器比較テスト 2 」←クリック
//////////////////////////
これを質量から計算しますと、
ホット・ウォーター・オン・デマンドが311gで水温約37.9℃に対し
ポリhot,super+カセットフーエコⅡで311g換算で43.1℃と5.2℃も水温が高いことになり、
/////////////////////////
と数字上、誤差の範囲で

アウトドア温水器比較テスト 2 同様ホット・ウォーター・オン・デマンドは
ポリhot,Max同程度の熱交換部性能ということになり、
熱交換性能だけに関してはポリhot,Superの優位は揺るがない結果となりました。

続きます。

アウトドア温水器比較テスト 4

さー、ラウンド2です。
今回はバンバン水温上がってください的な気持ちで始めました。
じゃないと比較にならないです。。。。。

2デバイステスト-01
今回はSOTOさんのプロパン混合缶(ST-760)を使用します。

プロパンが約30% + ノルマルプタン約70%入っているといわれています。

今回は10分以上持つだろうと想定し、10分後と15分後の水温を測定いたします。

前回のことを踏まえ、慌てず写真もしっかり撮りたいと思います(汗;

2デバイステスト-02
いいですねー、ピッタリ340gとなっていますね。

このプロパン入りは普通のCB缶と違い10g少ないんですよね。

2デバイステスト-05
慣れきたので数字もちゃんと正面に。。(汗;

あぁー、温度調節ノブがありません・・・・・・

2デバイステスト-04
テストはラウンド1の翌日に行なっているのですが、この日は気温が11℃と昨日より少し低めでした。
但し水温は昨日より、0.1℃程高めです。

2デバイステスト-11
温度調節用ツマミはそのうち直すとして、、、いやこれ以上分解するかもです(汗;

****************************
気温11.0℃ ガス缶初期温度12.0℃ ガス缶340グラム 
ポリタンク内水量10リットル 水温8.8℃ 計測時間10分
****************************

2デバイステスト-15
それでは点火しテスト開始です。

相変わらず、水の勢いは素晴らしい!

っといっても、これに風呂ポンプ使用したら同等かもう少し強いかもです。

2デバイステスト-16
やはりプロパン混合だと炎の勢いが違うようで、
みるみる水温が上がっていきます。

4分39秒で38℃となかなかどうして !

このホット・ウォーター・オン・デマンドの強い水の勢いですと、
ポリタンク内の水は十分に攪拌(かくはん)され上下でほぼ一定となっていますので、
この表示されている水温がポリタンク内の平均水温と思ってくださっても結構です。

2デバイステスト-12
8分30秒で45.8℃となかなかの勢いです !

ただ私が製作した、自作五徳バーナーをプロパン混合で使用したら
このくらいの水温は行きそうなので(いや、それ以上行くかも・・・)
凄い感動が無いというのが正直なところです。

さー!、このまま10分に突入し、15分の結果も楽しみにしていいたのですが・・・・・・・

2デバイステスト-13
あのペースで行っていたら50℃を超えるのかと思っていましたら、
9分58秒で、ふなっしー がプシャーとでも言う様な音がして、
写真の10分で47.2℃と表示。

前回似たことを7~8分で経験していて
更に「プシャー」とか効果音のような音が追加(汗;

瞬間に理解したのはCB缶内のプロパンが全て無くなったのでは・・・
・・・でした


その後水温が何故か?上昇しなくなりました???

2デバイステスト-14
約10分で火は消えました?が、その後スイッチを切らずに11分位まで自然循環させて
ホット・ウォーター・オン・デマンド内の少ない熱気を絞り出して
ポリタンク内の水温は47.9℃を最終結果に!!

正規計測結果としては10分で47.2℃となりました

ん~、15分後の計測が出来ませんでした。

ネットでイソブタンで駄目ならプロパン混合を購入とか文章を見ますが、
この時期は駄目なんじゃないでしょうか?


ST-760を気温-8~-10℃で使用し問題ありませんでしたとネットで見たことがありますが
500ml(ミリリットル)など少量の水を沸かす短時間な場合と推測出来ます。

※今回の結果はあくまで私が独自に実験をし、出た結果ですが
  他所で近い実験をし、気候・気圧差・火器個体差などで
  同結果になるかは分からないことを付け加えておきます。

今回のことでよく分かったのですが、プロパン混合といっても
ノルマルプタンとの混合ではホット・ウォーター・オン・デマンドを使用する場合
この時期は意味がないことが分かりました。


ガス流量が多く一気に消費してしまう為に直ぐプロパン燃料が無くなり
更に圧が若干強い分、缶冷却を促進してしまうのでしょう。

2デバイステスト-17
使用後の缶を見ると分かりますが、薄く氷の膜が(汗;

温度を計測してみましたら-3.5℃~-4.0℃と冷たっ !

ガス缶内では、おそらくプロパン圧力で押してプロパンだけが引火して
最後はその押していたプロパンすらなくなってしまったので
プシャー」などと音がした後、引火せずガス停止に陥ったのだと思います。


こうなるとこのような条件でどうしてもCB缶を使用したい場合、
イソブタン100%近くのカセットガス缶が一番良いことになるかもしれませんね。


前回も踏まえ、ホット・ウォーター・オン・デマンドはやはりプロパン専用であり、
仮にCB缶で使用するのなら春先はちょっと難しく、6月以降・
夏・初秋の約2.5シーズンでイソブタン95%以上厳守ということになるかもしれませんね。


それでもどうしてもこの時期(気温10℃前後)にCB缶で使用したいのなら
イソブタン95以上%厳守で複数本用意し
8分ごとに少し暖めた(常識の範囲で)CB缶を
差し替えて使用することになると思います。


※注意=ホット・ウォーター・オン・デマンドはUSプロパン専用です。

気温が0℃に近ければ
ホット・ウォーター・オン・デマンドはまず使用は無理で

ポリhotをイソブタン100%CB缶で使用がベストかもしれませんが、
(※メーカーは指定品以外のCB缶は保証外となります)
カセットフーエコⅡスペシャルエディション(汗; 、や
最近ご紹介しています自作五徳バーナー仕様なら
安価なノルマルブタンでも使用可能だと思います。


この後、テスト結果の長文になりますので、
明日直ぐに続きます。

アウトドア温水器比較テスト 3

さー次はラウンド1の最後のテストです。

3デバイステスト-23
本当はラウンド1と書けば、3者(3台)三つ巴の戦いで、
本来3台同時ににテストしないといけないのですが、テスターは私一人で
ポリhotも1個、しかもポリhotは2度使用しますので、
2回目の実験の為に冷やしてから行わなければなりませんので勘弁して下さい(汗;

3デバイステスト-21
気温などは余り変わらない(室内の為)のですが、日が落ちたせいか(午後6~6:30時頃)
水道から出てくる水温は更に低く条件が悪くなっていきます。

3デバイステスト-22
缶のセッティングはこのような感じ・・・・

ん? 缶が②で間違っています(大汗;

危ない所でした!

3デバイステスト-24 3デバイステスト-25
早速、CB缶を③に取り替えます。

但し間抜けなことにマジックインキが正面を向かない裏側に書いてしまった為
見づらくて大変申し訳ありません(汗;

今回の条件です。
****************************
気温12.6℃ カス缶初期温度13.4℃ ガス缶349グラム 
ポリタンク内水量10リットル 水温8.6℃ 計測時間10分
****************************
です。

3デバイステスト-26
早速、点火致します。

CB缶内で気化させず、液体燃料をそのまま出す仕様ですので、
点火したてはヒートパイプが冷えていて火が安定せず、
その為この時期ですと最初は微量の液状ガスが噴出しガス臭いが致します。

これが室内では絶対に使用出来ない理由にもなります。

写真でも炎が均一に出力されておらず安定しないのが分ると思います。

その為にバルブを全開に出来ません!!!

3デバイステスト-27
写真のように炎が安定し始めたのは、2~3分後くらいでした。

さーやっとバルブを全開に出来ます。

それまでは水温上昇に、もたつきを感じましたが、
全開になってから見る見る水温が上昇していきます。

3デバイステスト-28
9分28秒でポリタンクの底は40℃に達しました。

ですが、ホースからチロチロ出ているお湯はかなり熱いです。

3デバイステスト-29
写真はぼやけていますが、約10分で41.5℃とかなり期待が持てます。

さー、ポリタンクを振ってお湯の温度を一定にすると !

3デバイステスト-30
来ましたね ー !

上層部のお湯がやたらと熱かったので、良い結果が出るとは思ったのですが、
45℃まで達しました。

最初の2~3分が全開に出来ず残念でしたが、
能力的には最初からバーナーが全開なら10分で50℃以上行っていたかもしれません


3デバイステスト-31
燃料消費は44グラムでした。

前回のカセットフーエコⅡが349g - 313g = 36g に対して
今回は44gでしたので差は8gということになります。

仮にカセットフーエコⅡがイワタニさんを信じて(汗;、2500Kcalだとすると
このカスタム五徳バーナーの火力は計算上3050Kcalということになります。

因みにポリhot本体に取り付けたヒートプレート仕様の効果でCB缶は
平均15.6℃と外気温より、ほのかに暖かい程度で、全く危なげない状態を記録していました。


そのおかげもあって更に安定してお湯が出来たのかもしれませんね。

このお寒い時期に改造カセットフーエコⅡといい、このカスタム五徳バーナーといい
ポリhot使用でノルマルプタンでこの圧倒的な安定性、、、、素晴らしいですね。

長年試し続けた結果だと思っています。

さー、次はラウンド2でプロパン混合缶を使用しての実験です!
///////////////////////////////
ラウンド2は

ポリhot,super + カセットフーエコⅡ
ホット・ウォーター・オン・デマンド

同条件下で2種類のテストを行なっていきたいと思います。

アウトドア温水器比較テスト 2

3デバイステスト-12
さて、ラウンド1の2回目はカセットフーエコⅡです。

ポリhot関係の水循環には定番の100V駆動風呂用ポンプを使用します。

3デバイステスト-13
ちゃんと数字を確認してみて下さい。

あとアンフェアのようですが、
今回はこのカセットフーエコⅡはスペシャルエディション仕様です(大汗;


いや試してみたら、具合が良かったので採用しているのですが、
CB缶用ヒートプレートを少し改造しています。


写真をよーく見ると分りますが、ガラス入り耐熱シートでヒートプレート下面をカバーし、
更にアルミのヒートプレートを追加し、多方面に温度がよく伝わるように改造致してあります。

元々ノルマルブタン前提のカセットコンロで
ヒートパネルが標準装備されていますので簡単に改造可能でした。


さてそれによる危険性ですが、この時期ですと皆無といっても過言ではありません。

改造ヒートプレートにしてもテスト運行中、
カセットボンベ各所の温度を計測してみましたが、
一番熱のある部分で15℃(内部で気化した上部一部)で
一番冷たい所(底のガス噴出し付近)は5℃以下と冷え冷えでした(汗;


但し、寒い時期は良いのですが、
この仕様で夏に使用し危険を伴う可能性もありますので、
この改造は推奨するものではなく、あくまで実験と割り切って捉えてください


危険性を考慮し、私もこまめにCB缶の温度計測を行いながらテストを実行致しました。

あと知らない人もいらっしゃると思いますので書いておいたほうが良いかな?

他メーカーと違いイワタニ製カセットコンロはカセットガスをセットする際
マグネット式の容器受けガイドにカセットボンベを取り付けます。


何故マグネット式になったかといえば、万が一カセットボンベが高温になり
缶内の圧力が高くなり過ぎた時に、内部ガス圧力でカセットボンベが
容器受けガイドから外れ火が消える仕組みになっているそうです。


よく分かりませんが特許がらみで他メーカーは出来ないのかもしれませんね。

圧力感知安全装置やポリhotにとって理想の内炎式バーナー装備などが
ある為、カセットフーエコⅡを推奨しているわけです。


カセットボンベを容器受けガイドにセットする時、昔は機械式の
あの「ガチャッ」という音と共に取り付く安心感があったのですが、
イワタニさんの安全機構をしってから、逆にガチャの機械式取り付け方法が不安に・・・・・・


ヒートープレートを改造していますので、
万が一の場合はガス缶がチャカッと外れること期待して・・・・(なんつって(大汗;

まぁ、いろいろ書きましたが実験の為の措置で、あくまで自己責任で行っています。

3デバイステスト-14
最初の写真の水温は8.8℃でしたが、セッティングをしているうちに8.7℃まで低下。

今回の条件は。
****************************
気温12.6℃ カス缶初期温度13.4℃ ガス缶349グラム 
ポリタンク内水量10リットル 水温8.7℃ 計測時間10分
****************************


3デバイステスト-15
さて、点火いたします。

流石にホット・ウォーター・オン・デマンドと違い
バーナー火力が弱い為、出だしの温度上昇は鈍いです

3デバイステスト-16
いきなり10分時の写真ですが、38.7℃と表示されています。

これを見て40℃は行かなく残念と思うでしょうが、
ポリhot,superで使用している風呂ポンプが1.9リットル/毎分とチロチロで
温度計センサー部がポリタンクの底に付いていましたので、
お湯といっても冷たい底の層で38.7℃と表示されていただけで。。。。。


ポリタンクのお湯をかき混ぜると・・・・・・・・・・

3デバイステスト-18
41.2℃となり、今までの実験で水温40℃までが約18.5~19.5分でしたので
カセットコンロは改造いたしましたが、一応計算通りとなったわけです
(汗;

低価格なノルマルブタン缶を使用し、お湯もしっかり出来るこの仕様は最高だと思っています。

コールマンと違い、ボンベ燃料が無くなるギリギリまでお湯を作ることが出来ます。

ノルマルブタンで、ずーっと試験してきて良かったです(涙

3デバイステスト-19

ガス缶の重さですが平均で約313グラムのところを指しています。

前回ホット・ウォーター・オン・デマンドが311gで水温約37.9℃(7~8分)で
今回ポリhot,super+カセットフーエコⅡで313gで41.2℃と若干条件は違いますが
グラム単位でみてもポリhot,superの高効率が分ると思います。

これを質量から計算しますと、
ホット・ウォーター・オン・デマンドが311gで水温約37.9℃に対し
ポリhot,super+カセットフーエコⅡで311g換算で43.1℃と5.2℃も水温が高いことになり、


正に「 コールマン・ホット・ウォーター・オン・デマンド分解 その1 」で書いたように
ホット・ウォーター・オン・デマンド熱交換部ポリhot,max(2個仕様)と同程度の性能だということになります。

この差はプロパン混合缶でも出るか検証していきます。

続きます。
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