レイアウトは前回と変わりませんが、
オーナー様にお願いをし、各部をかなり正確に計測して頂き、
書き上げた図です。
オーナー様は大変だったと思います(汗;
寸法精度を高める理由は移動中に物が動かない為です。

見る人が見れば、前回とは微妙に違うのがお分かりになると思います。
今日の話の中心はシンクの直ぐ横の水タンク棚です。
設計する側も作る側も、ポリhot排気口部分は大変です。
そしてメインの水タンク棚の要は何といっても断熱です。
おそらくオーナー様も、木の板をトンカン・トンカンやるだけで良いと思っているでしょうが
そうではありません(汗;
この手のカテゴリーで熱交換性能は世界一レベルだと思っているポリhotは
災害をメインとして想定した商品ですので、火力には限界があります。

どんなに熱交換性能は高くとも熱量が少なくては思った湯温を得られません。
その為にも水タンクを覆う「断熱材」は必須です。
夏はまだ良いのですが、寒い時期はこれが有ると無いとでは雲泥の差です。
一般家庭のお風呂でも、風呂蓋をせずにお湯は沸かしませんよね!
それと一緒です。
たまにメールでポリhot使用でポリバケツのお湯がなかなか暖まらないと
言って来られるユーザー様の使い方をお伺いしますと、
蓋は開けっぱなし~~って多いです(汗;
図には「内断熱」「外断熱」と書かれていますが、
オーナー様に正確に測って頂いたおかげで、このような設計が出来ています。
「外断熱」とはキャンパーシェル内部に、部分的にせり出した「梁」部分の
無駄空間を活用して発泡スチロール板を
キャンピングカー側に張り付けます。
まぁ、全て内断熱にしても良いのですが、やはり無駄になっているスペースも
無駄なく有効に活用したいですよね!