まだ販売は開始されずとも日々コツコツ製作されているポリhotですが
今まではザックリ機械加工だけ終わらせておいて
御注文を受けてから伝統工芸バリな組み立てを行っていました。
最近書いているように販売遅延もあり少し纏めて製造しているせいか
製造過程の効率化の見直しも図っています。
ここを見ている人にしてみれば
「いやいや、そんなの設計段階で織り込まないと」と
言われそうですが(大汗;
一応理由もあります。
効率化を図り過ぎると どうしても若干なりとも
スペックを犠牲にしないといけない場合があります。
少し表現が変かもしれませんが、
例えば生産性やコスト・デザイン面からどうしても
小さなパソコンケースにCPUを収納しないといけないとします。
その場合、熱暴走を起こす可能性がある為
低クロックCPUにせざるを得ません。
ですが生産性だけを無視し、時間はかかれども内部に手作業でしか取り付けられない
変形したヒートシンクを装備すればそれを回避出来るとします。
ポリhotはそれだと思ってください(汗;

とはいえ、この時間がかかる伝統工芸方法を何とかしないと
Ver2.7は生産性が悪過ぎて仕方がありません。
正直、心が折れかかっています・・・・・・・・・・
そこで最近導入したのが、上記写真内の工具。
それを導入することによりイライラがだいぶ減りました(汗;
と言っても上記写真だけでは分かりませんよね。

名前は「ワイヤーツイスタープライヤー」という製品
ポリhotはかなり近いところで直接熱交換部にバーナーの炎が当たる為
溶接やロウ付けが難しい為(ロウがとけたり、高熱で溶接が剝がれるなど)、
ステンレスのワイヤー線で熱交換部を止めています。
板厚がぶ厚ければ溶接でもよいのでしょうが、コンマ何ミリですので・・・・・・
それが細っこい場所にピンセットプライヤー(ピンセットラジオペンチ)を
更に削って細く加工して細いワイヤーを通すのですが、
手首を180度バリに回しながら体もネジって追随し仕上げていきます(汗;
最後にワイヤーをネジって束ねるのですが
その作業の時にワイヤーツイスタープライヤーを使用します。
今まではそのピンセットプライヤー作業後、
最後の仕上げを最初の写真に写っているシルバー色の
普通のプライヤーで行っていたのですが、
その場合も自分の体と手首をツイストしながらワイヤーを束ねていました(汗;
この作業が無くなるだけでもストレスがどれだけ激減したか分かりません。
何ヵ所も行うので時間も数分は短縮したのではないでしょうか?
そうやって今現在も組み立てという
精進を重ねているというお話でした(油汗;