ポリhotが目先一段落しましたが、既に新製品の試験に取り掛かっています。
ただ現在本業がかなり忙しいので、開発ペースが落ちていますが、
ムフフな製品に向けて邁進しています。
具体的にはコールマン製ガソリンのシングルバーナーやランタンに使用する
製品ですが、絶対喜ばれる人が必ずいると思います。
まぁ、また「超」が付くくらいニッチな製品ですので、販売台数は
たかがしれている(収益もほぼ無いかも)かもしれませんが、
出来るだけ皆さんが喜んでくれればと思い出すつもりで頑張っています。
気になるのは、殆ど全ての製品が超ニッチで「ワンオフ」に近いので、
どうしても1個単価が跳ね上がってしまって、ユーザー様にはご迷惑おかけしていて
それはご勘弁ください。
信じられないでしょうが、今回販売を開始したポリhotですら、
材料代を含めた実売価格は本来「10500円」とすべきところ、利益度外視で出品価格を6200円にしました。
定価が10500円と書いてありますが、本当は15000円が定価なので、苦渋の選択でした。
世情を考慮した結果が今回の実勢価格です。
理由は、粗悪な海外材料を使わない為と、国内ですので、どうしてもそれだけかかり、
数が5000個なら話も少しは変わって来ますが、商品があまりにも超ニッチな為
「数十個」しか生産できな状態ですので、これが限界と思っています。
今回作った分が全て掃けても、私に利益は殆ど無いというのが現状です。
ブログtopのプロフィール にも「これからのものづくりのあり方を考えていく」と
書いてありますが、将来食料や様々な資源の「枯渇」に遭遇していく上で、
私は1つ1つに価値を持った製品作りをして行きたいと思っていて、
それが近い将来、現実のものへとなって行くのではないかと思っています。
私は、その為の「基礎固め」として現在はそれを勉強する為の
「先行投資」として行っていますので、商品が出せるのです。
まぁ、私自身が皆さんが便利に思って使っていただければという
趣味の「気持ち」があるのも間違いありませんが(汗;
ただ、その為にも1つ1つの製品も今後時間はかかるかもしれませんが、
VerUPしていかなければなりませんね。
ポリhotもいろいろ試行した過程で、妥協した部分が多くあり
まだまだやりたいことがあるのですが、
先ずは頑張って目の前の製品を売らないと駄目ですね(汗;;
今回も面白い実験を行ってみました。
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テスト条件
気温・・・・・・・・・・・11度
初期水温・・・・・・・・・10.5℃
機器・・・・・・・・・・・コールマンシングルバーナー(508A)
燃料タンク内初期空気圧・・400Kpa(0.4Mpa)(えあジョイ使用)
(点火時、一騎に圧力が低下し、その後燃料タンク内320Kpaで安定)
ヤカン・・・・・・・・・・・1.75リットル
ポリタンク・・・・・・・・10リットル(全体に簡易的断熱を施す)
テスト水容量・・・・・・・9.5リットル
(初期ポリタン内水容量6リットル)
ポリhot&シングルバーナー1台仕様
点火後
一回目(9分30秒)・・・ポリタンク内29.7℃
二回目(19分)・・・ポリタンク内41.4℃
(1.75リットル、ヤカン内水が沸騰するまでの時間が9分30秒)
※えあジョイ使用
5分間隔でポンピング(危険も無く楽々ポンプ)
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ヤカンの1.75リットルとは手元にあった物を使用しただけです(汗;
先ず、ポリタンに水温10.5℃の6リットルの水を入れておきます。
その後沸騰したヤカンのお湯を足していく方式です。
勢いよく沸騰するまで9分30秒かかりました。
条件は「アウトドア用湯沸かし器「ポリhot」を実際試してみる3(番外編)」
と同じ条件で行っていますが、当時と比べると若干、気温が違う為それもちゃんと加味してみます。
さて、上記データを見ると面白いものが見えてきます。
上記内容は水9.5リットルに対して「二回目(19分)・・・ポリタンク内41.4℃」ですが、
それを前回の環境で20リットルに換算(計算上)すると20分後26.55℃~28℃程度です。
前回番外編が「20分後・・・ポリタンク内29.0℃」ですので、ほぼ誤差としてみるなら
ヤカンと同じ程度ということになります。
但し、ヤカンの場合は、時間を見計らって、沸騰したら直ぐそれを
ポリタンクに注ぎ、その行為を2回繰り返すということになりますが、
ヤカンの沸騰したお湯をポリタンに注ぎ、そしてまた水道からヤカンに水を入れるという
時間的にもかかるその行為を繰り返し、今回はあくまで水10リットルに対してで、
水20リットルの場合で40℃程度まで上昇させようと思うと、
その行為を4回繰り返さなければなりません。
ぽりhotの場合は、電動ポンプを使用すればその苦労が全くなく、非常に便利です!
もしかしたらポリhot使用の場合、ヤカンのように途中で溜めたお湯が冷えてしまうということが
無く「ヤカンの沸騰したお湯をポリタンに注ぎ、そしてまた水道からヤカンに水を入れる」という
時間的なロスが無い為、10リットル程度で誤差と書きましたが、
それで水温1℃程度違っていたのかもしれません。
そのことを考えると、20リットルではもしかしたら水温2℃ぐらい違うかもしれませんね!
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テスト条件
気温・・・・・・・・・・・13.3度
初期水温・・・・・・・・・12.0℃
機器・・・・・・・・・・・コールマンシングルバーナー(508A)
燃料タンク内初期空気圧・・320Kpa(0.32Mpa)(えあジョイ使用)
(点火時、一騎に圧力が低下し、その後燃料タンク内240Kpaで安定)
ポリタンク・・・・・・・・20リットル(全体に簡易的断熱を施す)
テスト水容量・・・・・・・20リットル
水循環機器・・・・・・・・乾電池式ポンプ
ポリhot&シングルバーナー1台仕様
点火後
03分後・・・ポリタンク内12.1℃ ポリhot出口温度25.0℃
20分後・・・ポリタンク内25.0℃ ポリhot出口温度32.6℃
30分後・・・ポリタンク内30.0℃ ポリhot出口温度40.2℃
43分後・・・ポリタンク内37.0℃ ポリhot出口温度44.4℃
49分後・・・ポリタンク内40.0℃ ポリhot出口温度46.7℃
※空気圧力減少ににより、40分後にえあジョイで加圧
(燃焼が長時間の為、空気圧減少により加圧)
※508Aを使用
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条件表と写真内容が若干違います。
テスト表が正解ですので、ご勘弁ください。
上記内容は「えあジョイ」が装備されていて初めて可能とする数値ですので、
標準のポンピングでは多分、無理です。
上記内容はテストの為に水温40℃まで行っていますが、一般的な使用では必要ないですよね!
あくまでテストとご理解ください。
例えば、お皿を洗う程度なら水温25℃でも十分ですし、
シャワーなら35℃でも十分暖かいです。
私はウインドサーフィンをやっていましたのでわかりますが、
海水温20℃程度で遊んだ後、海から上がって水温30℃でも十分シャワーは温かく感じ、
それで十分に洗い流せます。
秋にテストした時は外気温27度・水温25℃(ポリタン水容量20リットル)あり、
そこからシャワーなどで使用する35度程度まで上がるのに16分程度でした。
それを考えると、決して寒い時期だけでなく、
夏場、シャワーやお風呂が近くにないキャンプ場や、お風呂代を節約したい場合は
非常に有効です。
イメージ的にはキャンプシーンで、ご飯を炊いている時間と同じで、その間に他のことをしていると「はい出来上がり!!」といった感じだと思います。
まさか、それをじっ~~~と待っている人はいないですよね(汗;
さて、そんな気の短い人の為にも、明日はシングルバーナー2台、ポリhot2台を使用したデータ表を貼ります!!
非常に興味深いデータが取れました!
販売開始をしたのはよいけど「じゃー実際の数値的スペックはどうなの?」と、皆さん素直におもいますよね!
私自身もやらなくてはと思っていたのですが、出来るだけ気温が低い状態で試したかった為
なかなか出来ないでいました。
「富士山ででもやってくれば」と、ツッコミが来そうですが(汗;、本業と副業に挟まれて
身動きできない現在、身近で寒い気候を狙っていました!
昨日は、テスト環境としては妥協できる気候でしたので、早速試してみました!!
先ず、実験にあたって2つの使用方法を想定して、実験いたしました。
それはシングルバーナーでポリhotを1個使用した場合と、2個使用した場合です。
両方とも条件は同じで
外気温13.3度・水温12.0℃・えあジョイ使用・初動空気圧320Kpa(0.32Mpa)・
20ℓポリタンク(ホットキーパーシートで断熱)
シングルバーナーは個体差もありますので、同製品を交互に使用しました。
ポリタンク全体に巻いたホットキーパーシートとはご家庭のカーペットの下にひく
断熱シートのことです。
これが一番分かり易いかなと思い使用しました。
シングルバーナーで空気圧320Kpaは純正ポンピングでは不可能に近いですが、
えあジョイを使用すれば、らくらく400Kpaでもあげられます。
但し、初動空気圧と書いてありますように、実際の使用時には、点火する瞬間に70Kpaぐらい
タンク内空気圧が一気に下がりますので、安定動作時には250Kpaに落ちつきます。
ですので、純正のポンピングですと、500回以上ポンピングしても250Kpa程度までしか
行きませんので、点火時には180Kpa程度まで下がってしまいます。
ですので、コールマンの説明書には点火後のポンピングを推奨しているわけです。
これは大切なので書いておきますが、ポリhotを載せた状態で純正ポンピングは非常に危険です。
場合によっては手に接触し「火傷」をする場合があります。
ですので、えあジョイのような機器をした方が安全にポンピングが行えるというわけです。
まあ、シングルバーナーで大きなケトルを載せたまま、ポンピングをしないのといっしょですが。。。
あと、注意が必要なのは、ヤフオクなどで販売されているような空気圧力メーターは
ポリhot使用時には外さなければなりません。
状況によっては火が外まで回りこみ、輻射熱というより、炎が直接メーター近くまで
もしくは直接炎があたり、ダメージを与えるからです。
空気圧メーターがキャップと同寸法でしたら全く問題はないのですが、
ちょっと飛び出し過ぎです。
写真のメーターは過去の実験時になった時の物ですが、
メーターを確認する透明プラスチックが融け始めた為、急遽メーターとの間に遮熱ボードを挟んで
その場を凌ぎましたが、そのままにしていたら、メーターの金属の部分にもダメージが
及び、完全に壊れていました。
ですので「私の持っているメーターは耐熱ガラスだから大丈夫」などと考えないでください。
もともと「えあジョイ」はメーターが要らないように圧力弁が標準装備されていますので
出来ればそれだけで済ませてほしいという気持ちもあります。
あぁぁぁ、申し訳ありません。
前置き長すぎて実験データーは明日、ここに貼らせていただきます(汗
今日もまた面白い写真を貼ります。
写真のポリhotはプロトタイプです。(写真は2個使い)
アウトドアシーンでオートキャンプ場に洗い場があり、その場でこのような使用方法もあります。
それだけではありません!!!
このように、乾電池式給油ポンプを使用して水を循環させ40度程度まで暖めます。
「ヤカンで沸かして、入れればいいじゃん!」という人もいらっしゃるでしょうが、
結構それが手間なんですよね~~
上記2枚の写真仕様でしたら、苦もせずセッティングし、いとも簡単にお湯が作れますので
「わざわざ」というような意識はなくなりますので、行動自体がストレスになりません。
写真のポリタンク上にはデジタル温水計が取り付けられていて、
設定温度でブザーが教えてくれます。
まだこの時期のデーターは取っていませんが、
20リットル程度なら15~20分もあれば40度前後になると思います。
但し、この時期から冬場にかけては、ポリタンクにもカバーが無いと不効率ですよね!
あと、乾電池式給油ポンプは自動停止装置の無い、お安い製品でよいというのも嬉しい所です。
基本的に、バーナーに火を入れている時は、常に水を循環するのが原則です。
実は、バーナーの火を効率に使用し、水道や乾電池式給油ポンプを使わず、
自動循環にしようと思ったのですが、
お湯になるまで時間がかかりそうなのと、大幅なコストUPになりそうでしたので断念いたしました。
このポリhotは売れ行き具合によってはシリーズ化しようとも思っています。
例えば一つのポリhotで写真で紹介しているような2個使用するぐらいの効率の良い製品や
川の水を飲料水に変換できる「ポリhot浄水器」などです。
全て可能なのですが、いかんせんかなりのコストupになってしまいますので
様子を見てからに致します。
勘違いしないで欲しいのは2個使いも例に出していますが、1個仕様でも
お湯は80度近くにまで(やっては困りますが)上げることも可能ですので、
一般的な使用方法でしたら1つで十分です。
今日も面白い写真を貼ります。
写真の製品はプロトタイプで製品版とは異なります。
現在、販売に向けて製作中のポリhotですが、写真のようなデイジー‐チェーン的な仕様で
更に効能は高まります。
前回も書いたように、高効率の熱交換もさることながら、
出来るだけコストも考えた仕様ですので、物足りなさを感じる人にお勧めする仕様です。
あと、この写真の仕様ですと「えあジョイ」が必要になるかもしれませんね。
理由は、ポンププランジャー付近が熱くてポンピングが難しいからです。
このプロトタイプはまだよいのですが、更に熱交換を高めた仕様の製品版ですと、
ガソリン使用のコールマン製品に、オークション他者様で空気圧力メーターを購入し
シングルバーナー取り付けているユーザー様は、状況によりメーターを取り外さなければなりません。
理由は、結構メーターへのダメージが大きいかもしれないからです。
本来「えあジョイ」などを購入された場合などは圧力調整弁がメーターの役目を果たしていて、
メーターは要らないのですが,
我が商品ご購入の人達の中には「動画のメーターも売ってください」と言われる方もいらっしゃいます。
その都度、圧力弁の役目のお話をさせてもらっていますが、人間って目で確認しないと
信用してもらえないのかもしれませんね・・・・・
この写真を見ると、シングルバーナー専用みたいですが、当然ツーバーナーでも使用できますし、
工夫さえすれば「焚き火」の中に放り込み使用も可能です。
そのうちその写真はupいたします。
ですので、バーベキューコンロの上に置いても使用可能と、マルチに活躍いたします。
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Author:m-Field
アウトドア用品は災害も想定して
開発しています。
時代のニーズに合わせ
便利でコンパクトな
商品作りを目指しています。
キーワードは
コンパクトカー&コンパクトキャンプ
オーディオ用品はアフターパーツの
開発です。
ゲーム用品はブログには
まだ登場していませんが
車ゲームなどのアフターパーツの
開発です。
その他、いろいろアイディアを絞り出し
開発を行なっています。
(オリジナル商品)
↑クリック↑
◇販売商品◇
ポリhot.Single,Ver2.7(簡易湯沸し器)
〇ポリhotオプション〇
ポリhot用簡易スタンド
ポリhot用バーナー取り付けスタンド
ポリhot用CB缶スタンド
クワッドスタンド
(シングルバーナー五徳)
包丁カバー
(長さ調節付きの万能カバー)