
「
アウトドア・災害用ストーブ(コンロ)18」で「トルネード効果」と書かせてもらいましたが、その情報をば書かせてもらいます。
3D設計図を見て頂けると分かりますが、二次燃焼塔に斜めに突き出しているパイプの位置が、
「アウトドア・災害用ストーブ(コンロ)18」で貼りました3D設計図の位置と違うのが分かると思います。
何故、このような設計にしたのかといえば、
二次燃焼塔が大分暖まって来た段階で二次燃焼塔内のパイプが加熱され、
外気から空気を送り込む際に炎が渦を巻くようにするためです。
実は製品が四角形なのはパイプが角に配置できて、丁度良いという理由もあったり致します。
そうなると中心で円を描くように炎が立ち上がるからです。
最初の粘土細工で手の内を見せ過ぎるとネタが無くなってしまいますので
やらなかったということですが(大汗;、
最初の段階はパイプからの空気の吸い込みだけを見れば良かったからです。
焚き口(薪投入口)から空気の吸い込みをよくする目的であり、
吸い込みが良いということは、火力も強くなるということです。

更に分かり易いように、上部から撮影しました。
これは、南半球用で設計いたしまして、北半球はパイプの位置が反対になります。
加工上、二次燃焼塔内壁を逆さまにするだけですので、設計図はこのようになっています。
「南半球とか北半球って何???」という感じですよね。。。。。
博学の方は既にお分かりだと思いますが、洗面所の水を溜めておいて、
栓を抜いて、一気に流される時に渦を巻きますよね??
その時の方向です。
あと、台風が発生して渦を巻く方向です。
それは南半球とか北半球では、渦を巻く方向が違い、
南半球では時計方向、北半球では反時計方向です。
その理論も使用できないかと設計いたしました。
現在、二次燃焼塔のステンレスでの加工に入っているのですが、
何せ、大災害が起きてしまって途中まででストップしています。
時間が出来ましたら、その途中までの加工ですがブログにUPしたいと思います。