小さな製品開発の物語

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えあジョイVer5.0 その4

この記事を書くのは、とてつもなく久しぶり過ぎて
気が引けるのですが・・・・・・(油汗;

少し霧が晴れた部分があったのでUPです。

「えあジョイ」は複雑な安全機構などが標準装備されているせいか
出すと(販売すると)確実に売れる商品なのですが、納得出来ない機構部分があったので
Ver5.0がなかなか出せないでいました。

じゃー、コンパクトやVer4.0を出し続けていけば良かったじゃないかと突っ込まれそうですが(汗;
(周りの人にも売れるなら出しておけばよかったじゃんと言われてました)
絶対に性能が高いであろうVer5.0を出すと宣言したのに
機構的に古いのを出し続けるのは職人として如何なものかと終了した次第であります。

えあジョイ5-1
CAD設計図は今回新たに描き直して貼ったものですが、
過去ブログ図と代わり映えしませんが、中身は別物となり
試作を繰り返して全然納得が出来なかったことが「少しいいかも」と思えたので
思い切って書いています。

もう2年もたってしまいましたが、今年は出せるかも・・・・(汗;
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久しぶりに鍋ターボ04

さて、前々回「ポリhot専用ウインドスクリーンになるかも?」
と書かせてもらいました。

鍋ターボ19
その構想している設計図が上記です。

機構によってはアウトドアバーナーやカセットコンロなどは、
カセットボンベやガソリンタンクの危険問題から

この設計図のようなウインドスクリーン形状は無理ですが、
燃料タンクが別仕様のバーナーであれば可能ではないかと思い、
ポリhot用簡易五徳・カセットボンベ用スタンド・鍋ターボの試作を繰り返しています。

ポリhotはカセットコンロの五徳に置いた時、風除け用スカートは付いているのですが、
やはり使用する場所が外なのと、強風の多いマリンスポーツでの使用も想定していますので
風の影響も考えないといけないですからねーーー

これで新たにポリhot用オプションをラインナップ出来るだけでなく、
カセットボンベ用スタンドと鍋ターボはポリhotと関係なく単体使用可能である為
販売リスク回避も加味しての開発です。


まぁ災害ではなく、趣味視点でポリhotの出番が少ないこの暖かい時期に
こんなことを書いていても観覧者様はつまらない内容でしょうが(汗; 、
今から頑張って開発しないと、ポリhotの趣味的ベストシーズン(秋から春)に間に合わないからです。。。。。

とはいえ、そう言いながら数年前から、出す出す詐欺製品がいっぱいあるんですよね~(大汗;

久しぶりに鍋ターボ03

鍋ターボ03
さて、これは過去の写真にもありました試作品ですが、
このプロトタイプはφ230mm固定でした。

鍋ターボ04
留め形状もこんな感じ・・・・

ちなみに写真のキャップボルト(ネジのことです。)は製品版では、
ネジではない、薄くてコンパクトな専用パーツを使用します。

鍋ターボ05
さて、これは新型プロトタイプ。
効率と他の諸事情を考慮して、外形傾斜角度を緩めました。

前回の説明通り、足は脱着式ですので
ベタ置きも出来ますので、コールマンやその他のツーバーナー
直に置いて使用も可能です。

鍋ターボ06
分かり辛いでしょうが、角度はこんな感じ・・・

写真ではなく現物を見ると、まぁまぁ角度を感じます。

鍋ターボ07
今回の新プロトタイプの要 !

3段階の直径アジャストと、、4段階の高さ調整

高さ調節機構に関しては、この段階では暫定 !!

これに曲げ加工を施した物が製品版なのですが、
それ始めると時間がかかりそうだったのと、先にご紹介したかった為
仮状態で撮影・・・
(汗;

鍋ターボ11
一応、単独で立つことが可能(汗;

鍋ターボ12   鍋ターボ08
足の高さ調整は、アウトドアバーナーと鍋の高さを考慮し決定します。

鍋ターボ09   鍋ターボ10
いろいろなアウトドア用の鍋を試してみました !

鍋ターボの直径は鍋の大きさで調節いたします。

鍋ターボの開口径は3段階の9通りになり、φ223~φ243が調整可能です。

鍋ターボ14
さて、定番のコールマン用鍋です。

鍋ターボ16
前回、書かせてもらったように、柄の側面金具が
鍋ターボに干渉しそうですよね !

鍋も殆どスッポリ入りながら、絶妙な高さに調節することを可能にしました !

鍋ターボ17
こんな、見たことも無いような鍋もテストの対象です。

鍋ターボの為に、スノーピークさんや他の鍋も、いろいろ購入いたしましたよ。

鍋ターボ18
これも絶妙な高さに調節して撮影です。。。。

鍋ターボ13
この隙間を熱が通り、鍋側面を温め、結果ガス・ガソリン消費量となります。

こういう製品を見ると「早くお湯が沸くの??」と皆様思うでしょうが、
冷水から立ち上げる場合は鍋のスペックが物を言うので、
この製品はあくまで簡易ウインドスクリーン&長時間調理 向きです。

とは言え、ウインドスクリーン効果もありますので、実際のアウトドアシーンでは
それなりに威力を発揮すると思います。


もう少し詳しく書けば、鍋ターボを使用すれば、
側面に熱がこもる為、側面に関してはダッチオーブンなど、
原理上、肉厚な調理器具と一緒になり、美味しく出来るかもしれませんね。


それにプラス、今後限定販売予定の「パンサホート」を併用すれば、
それこそダッチオーブンとまでいかないにしても、それに近い使い心地にななるかもしれません。

パンサポートのことはおいおい書いていきます。

久しぶりに鍋ターボ02

何度も書くことになりますが、
ターボは普通の「風よけなど、ウインドスクリーンではありません。

熱を効率よく伝える為の製品です。

ですので、超強風時は他社様ウインドスクリーンも使用しながら、
ターボを使用するという形もあるかもしれません。


これを再始動した背景にはポリhot専用ウインドスクリーンになるかも?」
という理由からです。

簡潔に述べれば、深鍋使用の場合、風除けではなく、熱効率を最優先にした製品として
ポリhot使用時にはウインドスクリーンとしてです。


そのことは、おいおい書かせて頂きます。

鍋ターボ02
前回貼った、各メーカーの深鍋直径寸法の図面を元に
更に理解を深めて行く為の図を書いてみました。

鍋ターボには図のようにを付ける予定でいます。

その足はいろんなことを想定して簡単に外せるようにします。

そうすることにより、ツーバーナーや、平坦な網の上でも使用可能になります。

そして現設計段階では、3段階の直径にアジャスト出来るように考えています。

先ずは直径220mmの鍋が入るよう、直径223mmの円
次に230mmの鍋が入るよう、直径233mmの円、最後に次に240mmの鍋が入るよう、直径243mmの円です。

直径170~直径210mmの深鍋は若干効率が落ちるかもしれませんが、
直径230mm・直径240mmの鍋と違い、鍋高さが低くなる分、結果、鍋側面全体を覆い、
その分はある程度カバー出来ると思っています。


本当は直径230mm・直径240mmも側面全体を覆いたいのですが、
熱効率の観点から、熱の逃がし方としては、直径230mmの深鍋なら隙間は片側1mm~5mm、
要するに直径230mmの深鍋なら、鍋ターボ上面直径は232mmから240mmということになります。

そうなると直径230mm・直径240mmの深鍋に溶接やビスなどで
鍋側面に取り付けている取っ手(手で持つ柄のことです)に鍋ターボがぶつかってしまい
使用できないのでそれを避ける高さに設計してあります。


ただ、上記図のように、鍋ターボ上部から出てくる廃熱が鍋側面を
這うように熱気上がって来ますので、ある程度カバーは出来ると思います。

まだまだ続きます。

久しぶりに鍋ターボ01

決して忘れていたわけではなかったのですが(汗;
本業が忙し過ぎたのと他製品開発で時間が無かった為
保留となってしまいましたが、実は水面下でいろいろやっていました。。。。

鍋ターボプロト4
っで、これは過去の写真ですが、基本このスタイルを進めています。

鍋ターボプロト1
これも過去の写真ですが、を差し込むとこんな感じ。。。

熱~い空気が上に逃げるようにすることで、側面の温度上昇を促し、効率を上げる結果
早くお湯が沸くというより、少ない燃料で効率よく調理が可能になります。

鍋ターボプロト5
これも過去の写真
板は0.4mmのステンレス材を使用しますので、非常にコンパクトです。

で、ここまでが過去のお話ということになります。

何故、保留になっていたかといえば、先ずの「直径

アウトドアメーカーはいろいろありますし、当然鍋の大きさはマチマチ。。。

鍋ターボ01
上の図は、メージャーメーカーの鍋の直径を調べた結果です。

これ以外にもありますが、キリがないので、上記図をターゲットに開発していました。

ここで問題になるのが、
鍋ターボはタダの「風よけなど、ウインドスクリーン」ではありません。

簡易熱交換器の「ポットhot」など、我が社には独自のノウハウがあります。

その観点から、鍋底面に当たったバーナーの熱をどう利用するかで
低燃費で使用出来る「」を知っています。

この効率の思想はポリhotと一緒になります。
災害時でも出来るだけ燃料消費を抑えることにより、命を繋ぐという術でもあります。


最近のダッチオーブンやスキレットフライパンなど使用した方法など効率無視で
いかに楽しいアウトドアライフを過ごすかとは乖離した発想になるかと思います。
(料理の観点からダッチオーブンやスキレットフライパンは
熱が満遍なく伝わり、美味しく作れるという大切なメリットがあることを付け加えておきます。
)

っで、いろんなことを書いていますが、結局問題は何かといえば、
ただウインドスクリーンのように鍋を囲うだけなら、このような製品は開発いたしません。

図の様に、各社鍋大きさが違うことにより「熱効率」が変化してしまいます。

もっと端的に言えば、本来、各鍋ごとの直径に合わせ、
専用の「鍋ターボ」を製作しないといけないことになりますが
そんなのはありえませんよね(汗;


そこら辺が一番の壁になって開発が進みませんでした・・・・・・

で、ある程度の割り切りが出来ましたので、
製品化に向けて進むことを決定しました!

細かなことは次回に・・・(汗;

カセットガス用(CB缶)スタンド9

ガス缶スタンド41
他社のアダプタを使用して試作を繰り返しいた時と比べ
正面写真が急に格好悪くなったと申しますか・・・(大汗;

確か昔、グレムリンという映画がありましたが、
その中に登場してくるギズモみたいな面構えになってしまいました(汗;

とにかくカセット缶アダプタとの一体型をどうするか連休中に悩んでいて、
その結果がこの形・・・・・・・
ガス缶スタンド42
斜めから見ますとこんな形。

軽量・コンパクトをコンセプトに致しました。

ガス缶スタンド43
もう一度確認ですが、この製品はこれ単体で販売はしますが、
あくまでポリhotで使用する為であって、これはその派生商品です。

ポリhot専用は足の部分の形状が違います。

ガス缶スタンド44
ポリhot,Superに取り付ける場合はこんな感じになります。

さて取り付け方法を説明いたします。
ガス缶スタンド45  ガス缶スタンド50
先ず、カセットボンベ切り欠き部を上にして、ガス缶を置きます。

ガス缶スタンド46
正面の金具をガス缶ノズル方向に押し付けます。

本来は既に、この時点でガスバーナー側が付いて無いと盛大にガスがダダ漏れしますので御気を付けを・・

今回は説明し易くする為にこのような形をとっています。

ガス缶スタンド47
次にガス缶の切り欠き部分に引っ掛ける為、更に押し込みます。

ガス缶スタンド48
その後、スライド式に金具を親指で落とし込み(この部分分かり辛いので写真から想像)、
外れない様にします。

これで絶対に外れません。

取り付け操作はたったこれだけのイージーセットアップ !

ガス缶スタンド49
今回は、ここでアウトドアバーナーを取り付けますが、
本来は一番最初に取り付けます。

今回、何故最初に取り付けなかったと申しますと、
ガス形状変換の銅素材に「ネジを切らなかった」為です。

いや試作ですので切れませんでした(汗;

何時もは協力工場様にお願いしますが、GW中でしたので自分で試作した為
そのネジ部分を切削する工具が無かった為です(汗;

ですので、写真で説明する為にバーナーが取り付いた様になっていますが、
実際には取り付いていません。。。。。

ガス缶スタンド51
ポリhot,Maxは形状とその他の理由から、この状態で使用します。

ガス缶スタンド52
ポリhot,Superはポリhot本体に取り付け、この状態で使用します。

カセットガス用(CB缶)スタンド8

ガス缶スタンド40

結局、ゴルデンウィーク中は何処にも行かず(汗;

どういう機構にするか悩み、そして試作品が完成したので写真をUP。

疲れたので、詳細はそのうちということで・・・・
自己紹介

m-Field

Author:m-Field
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開発しています。
時代のニーズに合わせ
便利でコンパクトな
商品作りを目指しています。

キーワードは
コンパクトカー&コンパクトキャンプ

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まだ登場していませんが
車ゲームなどのアフターパーツの
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その他、いろいろアイディアを絞り出し
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