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車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 14

今日は温水シンクシステムのシンク部分のご紹介。

温水シンク01
私が設計した温水シンクシステムは本体をコンパクトにする為、
角バット(ステンレス)をセットとして使用する予定です。

元はシンクではない為(当たり前ですが)、バラバラで購入です。

写真には角バット・排水栓ですが、全てネットで購入しました。

これをシンクに使用すると、シンク本体が約10センチ低く作れます。

まぁ、角バットは良いのですが、問題は「排水栓」・・・・
温水シンク02
価格は、1,080円(左)と859円(右)です、
右側の排水栓は何とか加工すれば使用可ですが、
左側の製品は購入してから使用不可と分かりました・・・(泣;

よく分からない部分で最近のこの問題で、頓挫していました(汗;

温水シンク03
角バットの大きさは「12枚取 」と書いてあります。

大きさは約250x320~256x326とメーカーによって寸法はバラバラですが、
まぁ許容範囲だと思います。

ネットでキャンピングカー用シンクの部分が販売されていて、
角バットは普通のシンクに比べ深さが足りないかもしれませんが、
今回の縦横寸法のキャンピングカー用シンクセットに当てはめると
約11000円程度ですね~

基本、自作して頂きたいので、価格はドンドン書いていきます。

TRUSCO ステンレス深型角バット 12枚取 TQB7 ¥ 1,364

使用可能とはいえ、少し加工が必要な排水栓
排水栓セット グレー TWPHS1 - TWPHS1(メーカー:三菱樹脂インフラテック)
859円(税込)


ただ、角バットは穴あけと段付け加工が必要なので後で弊社で加工して販売するか
検討してみます。

温水シンク04
っで今回、排水栓で壁にぶつかっていたのですが、
書き込めることになったのが、直ぐ上の写真の排水栓のおかげです(嬉泣;

これ、、
行きつけ(汗; の巨大ホームセンターを徘徊していて発見 ! !

価格は約800円で「共栓ホーロー用 1と1/2」という製品。

すいません、それ以上詳しいことが書いてないんです(大汗;

温水シンク05
ついでにホースも同じホームセンターで購入。。

「46mm流し台用排水ホース(長さ1m)」 と書いてあり、価格約500円

設計上このホースは、後で短くカットいたします。

因みに弊社から少し遠いいのですが、商品開発段階でいろいろな品が揃っているので
よく行く「スーパービバホーム」というホームセンターで購入。

最近家族から、出かける = スーパービバホームになってます(汗;

温水シンク06
設計図だと、位置はこんな感じて排水栓は取り付くと思います。

温水シンク07
わが社では取り付け穴は簡単に加工出来きますが、
上でも書きましたが、やはり加工品を販売したほうが良いですかね~?

角バット寸法01
今回使用する角バット寸法です。

続きます。
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ポリhotシングル(Ver2.6~)

さて、次のマイナーバージョン・ナンバー、、、何番にしましょうかね~?
一応Ver2.7で行こうかと思っています。

理由は、仮に仮にVer2.9があったとして、その後Ver3.0へと、、、(汗;

あっ! でもVer2.7関係の販売開始時期は来年(2018)になるかもしれませんが(大汗;

っで、タイトル通り今日は「ポリhotシングル」のお話です。

ポリhotシングル02
上記、3Dcad図が、いま思案中のシングルバージョンです。

おそらく見た目は、このまま行くと思いますが、
当然、内部的には、もう少し手を加えて行こうかと思っています。

って言っても皆様には分かりませんよね(汗;

今まで温水テストデータや活用法は何度も書いてきましたが、
熱交換内部構造自体は説明したことはありません


それはノウハウということで・・・・(汗;

ポリhotシングル03
SuperやMaxを所有している人なら見た目で分かるのが、この天板部分。。

現行(Ver2.5)のポリhot,Maxでは天板のステンレスが、ほんのり焼けて色付くんですよね。。

Ver2.6~以上のポリhot,Maxになるとそれが少し解消されるか、無くなるかと思いますが、
(一応、希望的観測・・・・)
流石にシングルになれば、それは「無理かも」と判断し、
本体の焼けた天板をカバーする為の「天板」を取り付けようと考えています。

っと書くと、「化粧隠しだけ」みたいですが、もう一つ狙いがあります。

それは天板を2重にすることにより、外気を直接、本体天板に当てず、
ポリhot本体を冷まさない為です。


次期ポリhotは側面に断熱材を入れることを考えていまして、
天板は構造上、断熱材は入れ辛いから入れないというより
天板を2重にすることによって、間に空気の層が出来て、
天板面の断熱効果が上がり、ポリhot全体の断熱性能を上げるのが狙いです


本当は全体を覆う「2重構造」にしたいのですが、
現状の方がコンパクトに出来ますし、それより加工単価が・・・・・

ポリhotシングル01
さー、これが現行ポリhot,Maxレベルの性能行きますかねーーー?

もし達成したら、この商品(シングル)に限っては「趣味のアウトドアギア」として、
コンパクトで非常に便利に使用していただける逸品になると思います。

次期バージョン位置付けとしては

ポリhot,Super
温水シンクシステム使用、または3000Kcal/h以上のバーナーで究極を求める人

災害用としては普通に使える高火力バーナーを考えないと・・・・


ポリhot,Max
災害時または、マリンスポーツ&キャンプなどアウトドアギアとして

これは災害時、一般家庭のカセットコンロ使用を想定すると
2500~3000Kcal/h程度のカセットコンロ火力ならポリhot,Maxが適切(十分)になると考えての事です。

このままでは次期バージョンでは、災害用としてはもうSuperは必要無くなってしまう~(汗;


ポリhotシングル
マリンスポーツ&キャンプなどアウトドアギアとして

シングルに関しては、もう完全に「趣味」で使用すると考えても良いかもしれませんね。


今、ちょっと忙しいので、シングルの実験は2月半ば過ぎに出来ればと考えていますが、
2月10~15日辺りが一番寒い時期でもあるので、
その頃実験してみたいですね!

ポリhot,Ver2.6~ ラインナップ

前回、実験用ポリhot,Maxが、現販売ポリhot,Superを凌駕してしまいましたが、
これである程度「あること」の目処が付きました。

さてタイトルにも書いていますが、内部構造を少し変えたことにより
ラインナップを3種類にするか検討中です


先ず、今まで頑(かたく)なに出すことを拒んでいたシングルタイプ!
どうも、これが大丈夫ではと思っています。

そうです ! ポリhotのシングルタイプの販売です !

このシングルタイプはポリhot,Max-Ver2.5レベルを目指(無理でも)して行きたいと思います

次にポリhot,Max
これは実験で既に現販売ポリhot,Superを超えてしまっていますが、
もう少しチューニングの余地があると思っています。

最後に、ポリhot,Super
もしかしたら、現在実験していますカセットコンロ(2500Kcal/h)では
役不足のレベルになっているかもしれません。


Ver2.5までは良かったのですが、今回の構造変更により
2500Kcal/h以上のスペックを持ったバーナーでないと
オーバースペック過ぎる状態に陥っているのかもしれません。

今後ポリhot,Superは、車中泊用温水シンクシステムや、
3000Kcal以上のバーナーでの使用が主になるかもしれません


Ver2.5のポリhot,Maxとポリhot,Superは2500Kcal/hの推奨カセットコンロで
水温差が5℃ありました。


ですが、今回の構造変更で両者の差は3℃程度、、、、
いやポリhot,Maxの更なるチューニングで2℃程度になってしまうのではと思っています(汗;

ラインナップとしては
ポリhot      ← シングル
ポリhot,Max   ← 2段重ね
ポリhot,Super  ← 3段重ね

価格はまだ未定ですが
ポリhot      ← 1.5~1.8万円(消費税込み)
ポリhot,Max   ← 3.0~3.1万円(消費税込み)
ポリhot,Super  ← 4.1~4.2万円(消費税込み)
こんな感じでしょうか?

「えっ?価格高騰するの?」と思われるでしょうが
今まで3.8万円(消費税込み)の現ポリhot,Superより
次期ポリhot,Maxの性能が上ならば、
結果的に7000円~8000円価格が下がった計算になります。
そして当然2段重ねですのでコンパクトに。

それよりポリhot(シングル)が現ポリhot,Maxと同程度の性能なれば
相当喜ぶ人も多くなるのではないでしょうか?

コンパクトで性能もよく、価格は高いけれど、、全然手が出ない価格ではない・・・など

但し、ここに書いてあることを具現化する為には、
いくつかのハードルをクリアしないといけませんので、
販売開始時期は、今年の夏から秋・・・・または冬・・・
はたまた来年になるかなーと思います(汗;

ポリhot,Ver2.6~ ポリhot,Max温水実験編

前回、1年分のデータを元に内部を変えたポリhot,Superを作り上げ、
更に前回の実験で得た情報を元に検証し、
それを今回のポリhot,Maxにフィードバックさせてみて、
完成したのが下の写真ですが、外見は変わらず分かりませんよね(汗;

1年分のデータを元になーんて書くと大袈裟ですが、
要するに実験はこの時期にしかやらないので、それまで気になっていたことや
実際使用してみて設計図として残しておいたことを一気にぶつけるだけです。

ポリhot,Ver2.60開発07
さて、今回は何時もの様にデータ詳細を長文で書くのではなく
ザックリ感満載で書いてみます(汗;

実は写真は上記だけ、いつもは水温計などの写真も掲載するのですが、
そういうものは一切ありません。

今回の実験だけかもしれませんが、気持ちの変化(区切り?)があったからです。

いきなりですが今回の結果を書いていきたいと思います。

元水温 8.9℃
ポリhot,Max出湯口温度 41℃
水温差 32.1℃

この結果を見てお分かりになる人もいらっしゃうと思いますが、
そうです。

実験用ポリhot,Maxが、現ポリhot,Superを超えてしまったのです

実際に計測して水温差32.1℃~32.5℃あったのですが、
安定した水温が水温差32.1℃~32.3℃でしたので、水温差32.1℃としました。

これはうれしい誤算と共に、様々なことが頭をよぎりました。

この仕様(内部構造)は次のステップに活用できるからです。

あっ、あとポリhot,Superユーザー様は心配しないで下さい。

有償になりますが、更にパワーアップしたバージョンアップサービスも
開始できればと思っています(汗;

そしてポリhotは次のステージに、、、、、、、続きます。

車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 13

今日も温水シンクシステム構造の説明です。

皆様に納得してもらえない内容ならば、自作に踏み切れませんよね!

その為の説明だと思ってください。

前回の「ポリhot,Ver2.6~ ポリhot,Super温水実験編」などもご覧下さいね。

ポリhotのスペックがあって初めて温水シンクシステムを構築出来るわけですから。

前回のなどを見ると、ポリhot本体が使用中でも、どれだけ冷たいか分かります。

その内、ポリhot本体の各部の温度も計測しましょうかね?

3D温水シンクシステム05
今日は分かりやすいように、ポリタンクも3D化してみました!

ポリタンクは10リットル用です。

何故、1年前の設計図に対して、ポリタンクが宙に浮くような形を取ったのかといえば
2つ理由があります。

先ず、1つ目の理由は「コンパクト」
バッテリーなど下に潜らせる形を取ることにより、
1年前の設計に比べかなり横幅を狭くすることが出来ました!

因みに過去の設計図は横幅660mmで、今回ご紹介の図は620mmと
40mm(4センチ)も小さく出来ました。

3D温水シンクシステム07
あとポリタンを高い位置に置くことにより、
上からの設置(排水ホース・電動ポンプ取り回し)を可能にする為です。

このシンクシステムはステンレスの「シンク」自体を簡単に取り外せ
ポリタンクを上から作業がし易いようにと考えています。

これらの努力によりスペースに余裕が出来、
奥行きも過去の設計図では355mmに対して、なんと!約305mm(30.5センチ)程度で済みそうです。

おさらいです。
奥行き約305mm × 横幅約620mm です。

横幅はあれですが、、、奥行きの約305mmはまぁまぁですよね。

温水シンクシステム08
さて次、、、2つ目の理由は、カセットコンロからの「熱対策」です。

いつもの2D図ですが、一応カセットコンロの炎付近は、少なからず熱は出ますので、
両脇はベニアなどとし、プラスチック系のタンク(ポリタンクですが)を持ち上げ離す作戦です。

3D温水シンクシステム06
何度も書かせて貰いますが、ポリhotに木が密着してても、水が循環している限り安全です。
危険なのは水が止まった時だけですが、
ヤカンだって、空焚きを長時間すれば真っ赤になるのと一緒です。

続きます。

ポリhot,Ver2.6~ ポリhot,Super温水実験編

ポリhotを使用した温水シンクシステムもそうですが、
ポリhot本体の温水実験も行っていますので、ご紹介します。

ポリhot,Super(Ver2.5)は1リットル/毎分で32℃をお湯を作ることが可能です。
(この数値は推奨カセットコンロ使用、水温8~10℃前後、室内温度約10~13℃の無風環境で得た数値です。)

例えば水道などの元水温が10℃ですと、1リットル/毎分で42℃のお湯がポリhotから出てくることになります。

実際は1リットル/毎分だと少なすぎるので、最低2リットル/毎分として26℃が出てくれれば
冬場でも手や顔を洗う程度なら事足ります。

因みにアウトドア用の電動シャワーは2.5リットル/毎分で、ギリギリ全身の洗うことが
出来ることを考えれば、2リットル/毎分は十分実用可能だと思っています。

(冬のキャンプ場洗い場は水温0℃近くですが。。。。)

そして、ポリhotとポリタンク間で水を循環させれば、
火力に対して驚くほど短時間で60℃のお湯すら作ることが可能です。

ポリhot,Ver2.60開発01
新たな実験風景です。(この日の実験はポリhot,Superです。)

これらの実験は1リットル/毎分で32℃以上を安定的に出す為の実験です。

要するに内部構造を変更・追加により水温差34・35・36・・・・・℃以上を狙います。

実際の使用ではカセットボンベの容量によっては水温は左右されることを
十分ご理解くださいませ。

ポリhot,Ver2.60開発02
写真とは違いますが、この時の実験では水温8.8~8.9℃が一番低かったです。

因みに大手メーカーさんは、この手の実験をする時はデメリットを考慮し、
気温20℃以上で行いますが、
テー・プロダクツでは出来るだけ過酷な環境が望ましいという理由から
水道水温が10℃以下になるこの時期がベストシーズンと捉えています。


本当は気温0℃以下、水温0℃が良いのでしょうが、
流石にそのような環境に開発環境がない為・・・(汗;

ポリhot,Ver2.60開発03
今回からはこのカセットコンロ。。(イワタニ製の内炎式の新型)

今後、温水シンクシステムや、ポリhot単体使用でも、これを推奨します。

詳細は、おいおい。。

因みに、改造前のポリhot,Super(Ver2.5)をこれに乗せたら1リットル/毎分で32℃差でしたので
旧型と性能はほぼ一緒のようです。

ポリhot,Ver2.60開発04
さて、更なる高み輪目指した試作機の実験の結果ですが、
写真は44.1付近を挿しています。
(写真では44.8℃付近まで行ったのですが安定した水温が44.1~44.3℃だった為44.1℃とします。)

元水温が8.9℃として44.1℃だと、温度差35.2℃ということになります。

Ver2.5が、約32℃/1リットルでしたから
試作機は現行型と比べ3.2℃上昇したことになります。

過去に「あと2~3℃かな~」と書かせてもらったことがありますが、
一応クリアですね!

ポリhot,Ver2.60開発06
この写真の「17.3℃」って何だかお分かりになりますか?
( 分かるはずがありませんが・・(汗; )

44.1℃をたたき出した時の、ポリhotから出てくる廃熱温度です・・・・・・

どうやって写真とって良いか(無理な体勢だったので)分からず、適当にパシリと撮りましたが、
その先の水温計が44℃付近に達しているのがお分かりになるでしょうか?
(実際には無理な姿勢で取っているので、水温計が温水から外れて43℃まで下がってしまったりと・・)

ポリhot,Ver2.60開発05
この写真で全体像が分かると思いますが、
40℃以上の水温で、廃熱が17.3℃とか、もうこれ以上水温を上げるのは
無理なのかなーっと、少し思ったりして・・・(汗;
(廃熱温度が17.3℃ってことはポリhot天板も同じ温度と超低温)

そもそも昔なら、たった2500Kcal/hという低火力のカセットコンロで
水温44.1℃もたたき出しているわけですから
「□△ヤッター!☆○★」などと書いて
テンション上がりまくりで更にいつもより無駄な長文書きまくっていましたよ(大汗

実は欲が出てて、試作機を作り上げる前までは
「もしかしたら水温差36℃超えまで逝っちゃうかも~~」なんて、頭の中で妄想していました(汗;

でも、まだ頑張りますよーー

何故なら、今回の改造で外装にも熱が伝わり外装から熱が逃げています。
このマージンをどうにか出来れば・
・・・・・・

う~~ん。。。 どうしましょうか?????

話は少しだけ変わって、見えない努力として、
ポリhotの外装の温度を出来るだけ安全にする努力もしています。

ポリhotは熱交換性能が高いとはいえ、現行製品は1段目と2段目は
炎に近い為、まぁまぁ熱くなるので長時間使用しても出来るだけ、
(外装から手を5cmも離したら手の平に熱は伝わり辛いレベルですが・・・)
手で触れる程度に出来ないかと
・・・・・

但し、これはポリhot,Superだけですよ、、、
質量的にポリhot,Maxは無理です(汗;

よくメールなど質問で「カセットコンロで使用して危険ではないですか?」
などが来たりしますが、ここを見ている人ならお分かりのように
おそらく水が循環さえしていればヤカンより安全なんですけどね~

さ~て次回は、ポリhot,Superは一旦置いといて、
現行型ポリhot,Superを超えるべくポリhot,Maxの実験をしてみたいと思います。

車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 12

さて、今日から皆様が「温水システム」を自作出来る様、説明していきたいと思います。

過去に貼ってきた2DCAD図だとイメージが沸かないと思いますので
3DCAD図も貼りながら説明して行きます。

今までイメージとして貼ってきた2DCAD図ですが、
これから試作する物とはになります。

要するに最初に貼った2DCAD図は、あくまで構造を理解して頂く為の図であり
実際に作る製品とは違うというだけです。

温水シンクシステム07
っで、これが実際に試作する図です。

このシリーズ当初の、最初に描いた2DCAD図と違って、
時間の経過と共に(なんつっても1年ありましたし)いろいろなノウハウが盛り込まれています。

2DCAD図だけだとイメージ出来ないでしょうから、、、、
3D温水シンクシステム03
こんな感じです。
(全ての写真はクリックで拡大)

2Dや3D図だけではなく、ある程度説明が終わりましたら
実際、現物による製作過程も写真で紹介していきたいと思います。

3D温水シンクシステム04
違う角度から。。

奥の緑色の開閉の扉に、縦長の細い窓が開いていますが、
これはポリタンクの水量をチェックする窓です。

設計図は10リットルのポリタンクですが、当然20リットルでも製作可能です。
ビルダー様や、自作ユーザー様のアイディアで、
無限に可能性は広がります(汗;

3D温水シンクシステム02
シンク中央下に横に細長い孔が開いていますが、これはカセットコンロの「炎」を確認する為の「窓」です。

この窓に斜めに「鏡」を取り付けて、楽な姿勢で上から炎を確認出来るようにするつもりで、
非常に大切な「長窓」になります。

この窓が有ることにより、失火事故を未然に防ぎます。

続きます。

車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 11

最近また「車中泊・キャンピングカー用の温水シンクシステム」を書き始めましたが、
「えっ?、ティープロダクツさんって災害用品を考えているんですよね?」っと
突っ込まれそうなんで書いておきます。( 過去に同じことを書いてます(汗; )

基本、災害用品基準は変わりませんが、さすがに数百年か千年に一度かも しれません
災害の為の製品ばかりを考案してても、誰も購入して頂けないので(大汗;
アウトドア用品にも使用可能ですよスタンスを展開しています。

本来、ポリhotストーブなど、全く電気を使用しない、自然を利用した方法がベストと
考えてはいますが
災害用品を継続的に作る(開発)為の資金も調達しなくてはいけませんので、
このような形も取らせて貰っています。

3D温水シンクシステム01
2D図だけだと分からないと思いますので、3DCADで描いてみました!

3D図は、理解して頂く為に色分けしていきます。

2D図と織り交ぜて、今後は説明をしていきます。

ポリhotを使用した温水シンクシステムは今後、皆様が自作可能な様に
材料取り図面や、実際に使用するカセットコンロやポリタンクなど
パーツ類もご紹介して
行きたいと思います。

あと、作って一緒に販売してくれるところも募集しています(汗;

今までキャンピングカーなど、温水は大規模な設備が必要でしたが、
ポリhotシンクシステムなら、コンパクトで低価格で実現可能です。

1.5BOXカーやワンボックスカー所有なら、ギリギリ妥協出来る寸法だと思いますので、
工夫次第では、旅行時だけ積載することも可能かと思います


ポリhot本体は元々大災害時使用前提とし、極限状態で最小限のエネルギーで、
いかに効率よくお湯を作るかを主眼とした製品ですので
38000円(税込み)の、この販売価格でポリhot以上の熱交換性能を持っている
アウトドア用熱交換器は世界的に見ても存在しないと思っています

(効率無視のオールインワンは世界には幾つもありますが。。。。。)

そういう製品だからこそ、温水シンクシステムに辿り着くことが出来ました

キャンピングカーショップからのお電話でも、
「いま時ヒート・エクスチェンジャーはねーー」などもあったり、
( 私自身は、意味が良く分かっていません(汗; )
過去にも書いていますが、最近車中泊で女性も(恋人や夫婦で行動)多くなったようですので
十分有効だと思ってます。

次回から、その説明に入っていきます。

車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 10

ポリhot温水シンクシステムを密閉して小さな換気扇だけで
火災につながるようなが篭らないでしょうかの疑問は
ポリhotを使用したことがない人にとって当然の疑問だと思います。

ポリhotV2.6~ テスト001
実験を繰り返している私からすると
普通に使用している分には火災など皆無です。

上記写真は過去に貼った写真ですが、
ポリhotに、こんなに木が密着しても内炎式バーナーを使用していれば
燃えることはまずありえません。

ですが皆様のことを考え、万が一のことも考えながら取り組むというのが
大事なことだと思います。

温水シンクシステム05
上記設計図はポリhot温水シンクシステムの上面図(上から見たところ)です。

前回の写真もそうですが、ポリhotから出た廃熱は理論上、
ステンレスシンクへ熱交換され車内を暖める為に使用します。
( 短時間過ぎるのであまり効果はないのであくまで理論上です(汗; )

設計図内に「ヒートシンク」と書かれている場所があります。

ヒートシンクとはパソコンならCPUから熱を取り去る道具で、
バイクなどの空冷エンジンは、それを利用した形になっていますね。

温水シンクシステム06
部分拡大した新たな側面図ですが、ポリhot上部にヒートシンクという文字が見えると思います。

もう一度繰り返すことになりますが、ポリhotから出た廃熱は
温度が高くないとはいえポリhot上のヒートシンクを伝って、ステンレス製のシンクに熱が伝わり
空気を汚すことなく車内に熱交換され、汚れた空気は6センチファンを伝って車外に出ます。

最初の頃に顔や手を洗う程度なら短時間・短時間(30秒~1分)と書いていますが
このシステムは図の「切り替えコック」で、ポリタンク内だけの循環も可能ですので、
(ポリhotから直接蛇口へ湯を出すのではなく、ポリhotとポリタン内の水循環させ、高温のお湯も作れる)
作りたいお湯温度にもよりますが、10分程度カセットコンロを動作させ、仮にポリタン内水温が40℃以上になると
(ポリhot,Superで10分もポリタン間を循環したら水温45℃以上行っちゃいますが・・・)
ポリhot,Max ・ ポリhot,Super(Ver2.5) 詳細説明-2 ←参照
ポリhotが出す廃熱も比例しても60~80℃程度まで上がりますが、ステンレス製シンクの面積が大きいので
シンク自体が十分ヒートシンクの役割(温水シンクシステム内温度上昇防止しながら)を果たしながら
車内温度上昇の手助けにもなると思います。

車中泊、キャンピングカー用 低価格温水シンクシステム 09

前回(去年)の続きです。

車内の空気をいかに綺麗に保つかをターゲットに考えるのですが、
ポリhotがカセットコンロなどの熱源を使用することには変わりはありません。

それで考えたのが、シンクシステムを密閉して換気扇を付けることにしました!

「えっ??密閉って危険では?」と思われるでしょうね。

そもそもポリhotで顔を洗う程度でしたらカセットコンロに火をつけて数分(1分~2分)も程度なので
換気しなくとも問題ないと思っています。

想像してください。。
今は外付けの給湯器が多くなりましたが、
台所に小さな箱が壁掛けで目の高さに設置されている瞬間湯沸かし器を、、、、
手や顔を洗う程度なら、30秒~2分程度でしたよね。

確かに台所で、冬場食器を洗う時は、長時間にわたり瞬間湯沸かし器を使用しますが
私が提唱している温水シンクシステムのポリタン容量は10リットルしかありません
・・・・・

連続で使用すると、毎分2リットルなら5分程度しか持ちません。。。。

ポリhot温水シンクシステムで水を節約しながら使用することを考慮すると、
一回の使用時間はせいぜい30秒~1分程度です。

更に家庭用瞬間湯沸かし器の火力が12000Kcal/hと高火力に対して
カセットコンロ火力は2500Kcal/hと低火力。

正直、その程度なら換気の必要性は殆どないと思ってますし、
短時間なら熱による火災などは皆無です。

そもそもポリhotは水温が10℃程度なら廃熱も30~40℃と、
(水温が0℃程度なら廃熱も20~30℃ということです)
熱交換器部が熱を殆ど吸収してしまうので
熱が他に伝わり、火災につながるようなことは先ずありません。

ですが、万全を期することは大切なことなので、その方向で進みたいと思います。

温水シンクシステム04

上記写真は、前回の設計図を拡大したものです。

過去にも書いていますが、カセットコンロのカセットボンベはシンクシステムの外に出ていますので
カセットボンベへの熱の影響はほぼありません。

設計図を見ると分かりますが、火力調節ツマミ付近から新鮮な空気が入り、
上部の「6センチファン」と書かれている場所が換気扇になります。

この設計図ですと排気口が2個左右が付いていますが、
基本的には片方しか使用しません。

両側に排気口を付けたのは、車内レイアウトによって設置方法が変わるからです。

最近の軽キャンパーを調べると、窓に小型の換気扇を付けているケースもあるので、
それらを利用しても良いのではないでしょうか?

続きます。

! 謹賀新年 !

あけまして、おめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。

去年も大きな災害あり、苦しい思いを多くの人達が体験されました。

しかしその反面、日本人の底力というか、心の強さを改めて感じました。

究極は、やはり「助け合う」という優しい心が、力強さにつながるのでしょうか?

今年も頑張って、皆様の手助けになれるよう精進して行きたいと思います。

あと、お待ち頂いているポリhotご注文のユーザー様方へ、
正月あけ(1/2)から、注文分も製作していきますので宜しくお願いいたします(汗;

[タグ未指定]
[ 2017/01/01 00:08 ] その他 | TB(0) | CM(0)
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