ポリhot,Ver2.6用金型製作

さて今日はポリhotをVer2.6にする為の金型製作過程のご紹介

あの手この手で金型を製作しなくとも出来ないことは無いのですが、
作る理由はただ一つ
仕上がりが美しいから
です(大汗;

せっかく購入して頂くユーザー様への感謝の気持ちと、
センスの全くない私のせいで、デザイン性は皆無なので(汗;
せめて出来上がった製品の仕上がりだけでもと思っています。。。。。

まだまだ、趣味の範囲レベル(その程度のレベルかもという意味です)で
製作している製品ですが、良いものは作りたいですからね!

弊社製品をご購入ユーザー様はリピーターが多く
よく製品仕上がりのお褒めの返事頂きますが、
多分、そこしか褒めるところがないのでしょうねーー(大汗;

ただ、そのしっかりした作りと仕上がりから
リピートして頂けてると思えば、誠心誠意の表現として
結果、このように金型作り感謝に返させて頂いております。


今回は数点、製作しています。

写真以外にも急所の部分も数点製作していまして、

上記写真に、更に数点入れて数十万円というところでしょうか?・・・・(泣;

良い物を作りたい一心で、こんなんなりました。。。。


これは、ポリhot,SuperとMax用の製品です。

詳細はお教え出来ませんが、この製品でSuperとMaxを更なる高みへと誘います。


これはポリhotシングルの天板を加工する製品です。


この天板も孔数は製品版では効率を考えて、
少し減少させます。


この形状に打ち抜きます。

ポリhotシングル(Ver2.6～) その6 プリムス編

販売予定のポリhotシングルをアウトドアシーンで
そもそも「どのシングルバーナーを選択すればいいの?」になりますよね?

カセットコンロ時もそうでしたが、デバイス仕様により
効率はかなり違う事が分かっています。

そこで私がシングルバーナーを今後何点か選びテストして行きたいと思います。

選択基準は「可能な限り高火力で効率よくお湯を作れる」シングルバーナーです。

もう少し具体的に
選択の基準は上でも書いていますがシングルにしては高火力
そして、ポリhotの熱交換部に炎がよく当たりそうな製品をチョイス!

シングルバーナーでも4000Kcal/h前後の高出力モデルも存在し、
炎の噴出し方によっては十二分に「リアルシャワー」も可能かと思います。

何回かに分けてレビューしていきます。

先ず1つ目

上記写真はプリムスの
「173フォールディングハイパワーバーナー」です。
￥10,500（税抜）

P-173のサイト　←クリック(プリムスhpへ)

このシングルバーナー最高火力が3,800kcal/h（Tガス使用時）だそうです。
(ブタンガス約75%、プロパンガス約25%の混合缶)

収納時、コンパクトにする為のギミックかなかなかです。

設計者は加工工賃・製品の組み立て作業性・金型単価を考えながら
設計しないといけないので、これ見ていると苦労が伝わって来てきます(泣;


左のバーナーは五徳が外れていますが撮影で何時も使用している
同社製　IP-2243PAで比較の為に置きましたが、
右のP-173は結構高さがありますね。

因みに2243バーナーは火力は3,600kcal/h（T型ガス使用時）あるのですが、
(ブタンガス約75%、プロパンガス約25%の混合缶)
バーナー径が大きいので、ポリhotには不向きと考え、
今まであまり詳細にテストしたことはありませんでした。
￥7,500（税抜）　

IP-2243PAのサイト　←クリック(プリムスhpへ)

P-173もポリhotテスト時には取り付いている五徳を外します。

両者ともTガス使用時の最高火力ですので、
ノルマルブタンガス約75%、プロパンガス約25%配合比率

25%のプロパンを消費すると火力は3,000kcal/h以下に下がって実験がしづらいというか
(今までの実験でプロパンが最初に消費されている)
安定して計測が出来ないので全ての火器は
100%ノルマルブタン缶で実験しようかと思っています。

その後余裕が出来ましたらプロパン・イソブタン混合缶なども考えています。

さて次のシングルバーナーは・・・
続きます。

ポリhotシングル(Ver2.6～) その5

ポリhotシングル販売にあたり
クリアしなければならない問題が「スタンド」です。

ポリhot,Ver1.0当時は本体が小さかったので、ガスシングルバーナーによっては
標準五徳にギリギリ載り、コールマンのガソリンシングルバーナーの上にはポンと載ったのですが、
性能は比較にならないくらい上がったとはいえVer2.～になって一回りも二回りも大きくなっているので、
キャンプ用シングルバーナー五徳では対応出来ないケースが多くなり、
少し使いづらくなってしまいました。

そこでポリhot,Ver2.5以上で使用可能な、シンプルな専用五徳です。


ポリhotシングルは高さがない為、安定感グンバツです(大汗;

詳細は下記をクリックして下さい。

ポリhot簡易スタンド その3　←クリック

ポリhot,SuperやMaxは製品高さがあり、不安定な部分もありましたが
今まで災害時にご家庭にあるカセットコンロに載せることを主としていた為、
(大災害時、自衛隊などがカセットコンロ用ガス配給をする場合がある為)
私自身、販売に対して危機感が無かったのですが、
ことポリhotシングルに関しては、アウトドア(キャンプ)専用製品ですので
各アウトドアメーカーのシングルバーナーでの使用を無視することは出来ません。

まぁ性能は現ポリhot,Super近くになってしまいましたので
十分災害用で使用出来ますが(汗;


スタンドを取り付ける前です。

今までも、欲しいというユーザー様には、特注で製作していたのですが、
今回ポリhotシングル販売と同時にオプション設定いたします。

販売する製品の高さ調整ネジは、ステンレス製を予定しています。


写真の様に、シックリ取り付きますので落ちません。

シングルですと、熱交換器内のお湯も動きやすい(熱交換器の中を)ので
電動ポンプを使用せず、我が社で販売している「ホースジョイント」を使用すれば
ポリタンク　⇔　ポリhotシングルのシステムで一切電気を使用せず、お湯も作れるでしょう。

ホースジョイント(小)直径10.5mm ←　クリック

ん～～、この部分は災害時でも活躍しそうですよね・・・・・

そのうちブログにUPしますね。

ポリhotシングル(Ver2.6～) その4

実は今、ポリhotの熱交換実験を繰り返しています。

そして同時進行でポリhotシングル用パーツと
ポリhot,Super＆Max用の部分改造の金型製作しています。

前に「一応Ver2.7で行こうかと思っています。」などと書いて
その後「販売開始時期は来年(2018)なるかも」と書きましたが、

構想しているVer2.7は断熱やら何やらで、かなり手間になるので2018年販売も
年末になってしまったら、Ver2.5販売開始から見れば
3年越しになってしまうかもしれませんので(大汗;　、少し悩んでいました。

前回のシングル実験結果を受け、出来れば現構造の延長で前回のような結果が出ないか
実験を繰り返していて、かなりいい感じに仕上がってきたのである行動に。

それは「Ver2.7ではなく、もう少し手前のVerを出そうかな?」と

Ver2.5から、たったのVer0.1しか上がりませんが、最近の実験結果を見て頂ければ
性能が別物であることがお分かりになると思います。

Ver2.5販売開始から、もう直ぐで1年半になります。
その数ヵ月後にVer2.6をと考えていますので宜しくお願いいたします。

ps
温水シンクシステムのブログ更新が滞っていますが、
実験機用ポリhot性能が飛躍的に伸びることにより、
温水シンクシステム構築にも影響が出そうなので
熱交換器(ポリhot)を先に進めています。

軽自動車・ワンボックスカーなど自作キャンパーの方々
少しお待ちくださいませ。

ポリhotシングル(Ver2.6～) その3

今日はポリhotシングルの熱交換実験です。

「データは取れど、ブログにUPしている時間が少しの間、無いことをお許し下さい。」
と前回書いたのですが、やはりすぐにUPしたい内容だったので、UP致します(汗;

今回実験するにあたり、ここ最近の改造ポリhot,Superやポリhot,Max実験データを元に
更に構造的に改良を進めた、集大成のような物が、今回のポリhotシングルです。

要するに、今回の実験が成功すると、
自動的にポリhot,Superやポリhot,Maxに構造が反映され
更なる高みを目指せるということです。

但し今回の熱交換器部は懲り過ぎて、形にするには2年以上かかりそうなのと
作業性や価格面でどうなのかという部分があるので、
あくまで何処まで商品にフィードバック出来るかのベース用プロトタイプになります。
( この内容では出さない(出せない)と思います。 )


上記写真は、過去に実験結果をブログですると言ってしなかったカセットコンロです(汗;

カセットフー「達人スリムⅡ」　CB-TS-1　その2　←クリック

実は当時このカセットコンロで実験はしたのですが、
あまりにも御粗末な実験結果でしたのでUPしませんでした(汗;

ですが、今回は内炎式と外炎式の比較として何処まで水温が違うかの
再認識としてのUPです。
(相当前に比較をここに載せているのですが、知らない人の為に・・・・)


シングルはコンパクトでいいですねー

しかし、やっとシングルが出せると思うと、胸が詰まります。。。(泣;

ポリhotVer,2.0開発初期は、このシングルを販売する為に頑張っていたのですが、
あまりにも不甲斐ないデータ結果に断腸の思いで断念し、
その中で2段式のMax・3段式のSuperが登場したわけです。


こちらの写真は、ポリhot推奨の内炎式カセットコンロです。

因みに名前は「カセットフー エコプレミアム」です。

カセットコンロばかり実験していますが、ポリhotシングルはキャンプ専用ですので
今後アウトドア用ガソリン・ガスバーナーでも実験をしていきます。


先ずは、外炎式のカセットフー「達人スリムⅡ」　です。

実験環境 : お風呂場
水量1リットル/毎分
カセットコンロ(外炎式) 2800Kcal/h
水道の元水温　7.9℃

実験結果
ポリhotシングル出湯口温度　30℃
水温差　22.1℃

ある意味、想定内です。(ガッカリな結果)
外炎式はとにかく熱が外に逃げてしまって全然駄目・・・・

ご家庭での普段使いでも、外炎式で有効だと思われるのは、
最低でも30センチ以上(25センチでは無く)の鍋なのではないでしょうか?

基本、それ以下の鍋の場合、家でもアウトドアでも、
効率はかなり悪い気が致します。

みなさん、30センチ以下のお鍋でしたら
ポリhot以前に内炎式がベストだと思いますよ!

ネクスト !


「カセットフー エコプレミアム」を使用。

実験環境 : お風呂場
水量1リットル/毎分
カセットコンロ(内炎式) 2500Kcal/h
水道の元水温　7.9℃

実験結果
ポリhotシングル出湯口温度　41℃
水温差　33.1℃

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

凄いですね !
外炎式の2800Kcal/hより、火力の低い内炎式の2500Kcal/hの
カセットコンロが水温高いって・・・

しかも水温差　33.1℃とか信じられない高さに !!!!

内炎式の3000Kcal/h出ないですかね～～

前回、次期ポリhot,Max実験を行った時、
ポリhot,Superを超えたことをお伝えしましたが
その後の実験結果から、更なる熱交換内部の構造変更を行い、
今回シングルの実験に挑みました。

現行品ポリhot,Superは水温差32℃　です。

まさか
実験用シングルバージョンが現行ポリhot,Superを超えてしまうなんて・・・・(大汗;


その時の証拠写真ですが、写真を撮る前に瞬間41.5℃までは上昇したのですが、
その後41.3～41.2℃をウロウロして、だいぶたって41.0℃で安定したので41℃としました。

今回のプロトタイプは贅沢にお金をかけた物なので、
(　そのまま利用したらポリhot,Superとポリhot,Maxが凄い価格に (大汗;　　)
このまま登場するわけではありませんが、これらの蓄積した技術を活かし
ポリhot,Superやポリhot,Maxは更に高性能になるということと、
ポリhot,Superは低火力でリアルシャワーが
本当に可能になってしまうレベルまで来ています。

流石に2500Kcal/hでは無理でしょうが、
私自身も今後が楽しみになってきました!

前にも書きましたが、ポリhot,Superやポリhot,Maxごユーザー様には
有償ですがバージョンUPサービスは行いますので、その時は宜しくお願いいたします。

この結果を踏まえ、もう少し現実的な内容でポリhot,Superとポリhot,Maxを改造し
まだまだ水温実験を繰り返して行きます。

ポリhotシングル(Ver2.6～) その2

間が開いてすいません。

本業がちょっと大変なことになっていて、更新が全然出来ませんでした。

というより、今も忙しいのですが開き過ぎていますので、簡単な中間報告。。。


外装自体、ちょっと前に出来ていたのですが、
もう少ししたら熱交換部作業を始めようと思っています。

この仕様に伴う、金型も製作しないといけないんですよね～～


分かりやすいように、もう少し下から撮った写真。

シングルの高さだと、ポリhotの上にヤカンや鍋がおけそうですね!

ってより、置けること想定しています。

今回は廃熱が横方向にも逃げれますので、可能だと思います。

但し、カレーやシチューをコトコト煮込むなど、
その程度の廃熱しかないですが、燃料の有効活用は大切だと思います。

もう少ししたら熱交換実験をしたいと思いますが、
データは取れど、ブログにUPしている時間が少しの間、無いことをお許し下さい。