小さな製品開発の物語

アウトドア用品・その他用品の開発・製造・直販
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ポリhot,Max熱交換部

今、命の危険を感じながら仕事をしていますので
(本業が忙しすぎるという意味です。)
テキストで書きなぐれる日記を投下。。。

10~11月にテストを行おうと思っている
ツインバーナーのポリhot,Maxですが
一応、熱交換部の構造設計出来ていて
試作品を協力工場様に「出来る???」と聞いてみましたが、
「・・・・・・・・・・・・・・」で答えが出ない状況です。

弊社協力工場設備は複合レーザー加工機(約7000万円)など
最新鋭の設備がゴロゴロしている工場で
それらをもってしても「・・・・・・・・・・・・・・」だそうです(汗;

技術的に難しいと難色を示されてしまいました。。。。。

ん~~、、、、、どうしよう・・・・・・・

えっ??、自分で一から手加工ですか。。。。。(大汗;

確かに手加工でも、たたき台にはなるのですが、
データーが不安定で最終的には機械加工製品でないと
(同形状の製品という意味です。)
安定して性能が出ないのと時間がかかり過ぎてしょうがありません。

モノ作りとは製造・加工技術やデータ、そしてコストなど
微妙なバランスにより具現化されます。

販売価格が一台40万円でよいというなら、それはそれでも思うのですが
至高の匠が繰り出すというか人間国宝でも無いのに
誰が購入するんですかという感じになってしまいます(大汗;

そもそもポリhot製品コンセプトは赤字100%覚悟の社会貢献的な製品です。

いつもそうですが、製品ギミックが革新的でも、加工技術が伴わないと
具現化出来ず、技術を発展させるか、既存技術を応用して
ギリギリ製造するかになります。

そして数多のテストを繰り返し贅肉を落とし、
最終的に圧倒的シンプルが製品として世に出ます。

今回の壁は、加工方法を見つけるか
設計終了した熱交換部形状を加工し易いような構造にするかですが
あ~~~、、、全然時間が足りません。。。
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コンパクトテーブル

バーナー使用方法を掲載したいのですが、
何故か??今死ぬほど多忙で(汗; 、
非常に大事なことですので詳細に書きたい為
もう少しお待ちくださいm(_ _"m)

いきなりの様ですがタイトルに書いた通り、
お一人様用テーブルが作りたいです(汗;

構想は2年以上前からあり、各メーカーどこも出していないので
まだ行けると踏んでいるのですが、
なにぶんポリhotの為のベース作りで時間がかかって数年、、、、
全てが後回しになっています(油汗;

一応、ブログ過去内容を見て戴ければお分かりだと思いますが
本来 熱交換器専用サイトではありません(-_-;)

因みにコンパクトテーブルですが、
収納時には賞状入れのφ30~50×L350~360mm程度になります。

テーブル寸法は展開すると幅350~360mm、奥行350~360mmになります。

構造は至ってシンプルで収納時コンパクトなのに意外と誰も作らないので
「何故なんだろう??????」と思っています。

ポリhotMaxなどもあるので試作テストは来年半ば過ぎなのですが(大汗;
登山リュック一つで行動する人には合っている製品になります。

災害時用リュックに入る製品も作りたいので思いついたのですが、
世情から「あれ?これもしかしたらソロキャン用???」となってしまいました(汗;



ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法⑤

過去に似たような表を貼ったでしょうか?
(  忘れました(汗;  )
ノルマルブタン各気温ごとの蒸気圧です。

要するにボンベからガスがドバーっと出る圧力ですね(汗;

一応、気温5度を基準とし、
(ポリhotテストが気温5℃~10℃を想定している為)
下表の右側の数値(0.36倍~2.29倍)は
基準から見た蒸気圧(ガス圧)です。

ノルマルブタン
-20度  340mmhg   0.36倍
-15度  430mmhg   0.46倍
-10度  520mmhg   0.56倍
-5度  645mmhg   0.69倍
0度    770mmhg   0.82倍
5度    935mmhg  基準
10度  1100mmhg  1.17倍
15度  1340mmhg  143倍
20度  1580mmhg  1.69倍
25度  1860mmhg  1.99倍
30度  2140mmhg  2.29倍


液化方式と気化方式では少し違いますが、
めちゃめちゃザックリ書けば
気温5度時より気温30度時は2.29倍ガス圧力があるということです。

ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法①」でも書かせてもらいましたが
そういう理由から、冬期感覚で夏季気温30度時にポリhot用バーナーを使用すると
どえらいことになりますのでお気を付けください(汗;


燃料バルブ01
ポリhotの燃料開閉バルブは約3回転で全開になります。

とはいえネジの構造上バルブが全開になるというだけで
燃料自体は約1.5~2回転程度で全開近くになるようです。

ポリhot用バーナーは噴射ノズル径とバナー直径を考慮したチューニングにより
空気流入量が多い為、燃料開閉バルブを余り開けずとも全開に達します。

というより、そのようにチューニングを変更致しました。
(その理由は次回書かせてもらいます。)

バーナー改造018
にしても、、、、、個体差が激しいので
約1.5~2回転程度と書かせてもらっていますが・・・・・・・
(ものによっては2回転半もあるかもしれません。。。。。)

写真のバルブ先っぽと肩のオス側とメス側の形が合っていない為
バーナーセットを5個程度バラシて合わせますが、
酷い時には7個(合計14000円成り( ノД`)シクシク…)も使用して
一個完成となります・・・・・(大汗;

それで可能な限り平均を取らせてもらっています。

こういうところを見ますと、日本製のバーナーが高い理由も頷けます。

続きます。

ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法④

大事な予備知識なので、すいませんがもう少し続きます。

写真は全て過去ここに貼ったものを使用しています。

長々と前説を書いているので改めて確認ですが、
「液出し仕様時」の為の炎の安定化が前提のチューニングです。

バーナー改造09
左がチューニング品で、右が加工前のノーマルバーナーです。

孔径と孔数が違いますよね。

基本、ノーマルバーナーの空気流入孔を基準にカスタマイズしていますので
チューニング品は、どうしてもこのように仕様になってしまいます。

先ず、ノーマルバーナーの空気流入径(ガスと混合させる孔)は
インジェクションノズルの径を考慮すると
気化方式にしても、ましてや液化方式にしても孔が小さ過ぎますが・・・・・

ポリhot2-166 ポリhot2-167
バーナー径や炎吹き出し口を考えると火力は適切なのかもしれません。

バーナー下部の空気流入口がノーマルですと並べた2枚のような感じで
ヒートパイプ調整で安定しています。

そしてバーナー下部の空気流入口をチューニングすると。。。。
ポリhot2-185    ポリhot2-186
ノーマルの2枚の写真と見比べてください。

全然違いますよね!!!
 
これは過去のチューニングですので、まだまだですが
それでも炎に勢いがあり過ぎてバーナーから少し離れた所までワープして
その先で暴れ馬の様に炎が飛び出しているのが分かると思います。

空気が上手く加速している結果です。

全体的な炎の形を見て戴ければよく分かると思います。

この過去のチューニングですらバーナー径や
炎の吹き出し口径が足りないのがよく分かると思います。

Ver2.7は、この当時より更にチューニングが進んでいます。

研究用バーナーなので、ユーザー様にもチューニングを
お願い致しますと前回書かせてもらいましたが
弊社で結構ギリギリまで行っていると思っていますので
正直これ以上はちょっと厳しいかなと?

ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法③

「ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法②」に続き
予備知識というか復習(相当前に書いていますので・・)です。

ポリhot標準バーナーは気化方式で使用する分には
耐えられるというか許容範囲です。

このバーナー、数々の実験結果の元に販売されているというより
他社製の一般的な仕様に準じて出されている感があります。
(トランギア・・)

まぁ価格的に致し方ないのでしょうが、
それらのバランスを探って行きたいと思います。

ポリhotのバーナーは「研究用」と謳っていますので
DIY好きなユーザー様なら、まだ追い込む方法があるかもしれません。

追い込む前の参考データを書いていきたいと思います。

先ず、
バーナー径と噴射ノズル(インジェクターノズル)の
バランスが悪いです・・・・・・・

バーナー改造012
写真のインジェクターノズルに「4.0」と刻印されていますが
直径0.4mmの事です。

実際には0.42~0.43mm程度の孔が開いています。

バーナー吹き出し面積を考慮すると0.3~0.35mm程度が妥当だといえます。

せめて正確に直径0.4mmなら良いのですが、
毎回セッティング時これで悩まされます・・・・

但し、実験で分かったことは、
気温マイナス時のガス圧低下で噴射ノズルの孔径が大きいと
少しだけ炎が安定し補助的な要素があることがメリットです。

もし、それを見越して噴射ノズル径を大きく
そしてヒートパイプ式にしているのであればバーナーベンターも
「低価格で出すから、あとはユーザー様でお願い」的に感じなのでしょうか(大汗;

まぁ単純にトランギアのバーナーパクっているだけなんですけどね(汗;

ヒートパイプ02  バーナー改造02

過去写真ですが、左がトランギア、右が中華バーナーです。

この中華バーナーもトランギアのバナー部の様に、
もう少し吹き出し面積と傾斜角が多いと噴射ノズルとのバランスが
良かったのですけどね~~

ただ価格差が8000円近く(トランギア製は約1万円)あり、
中華バーナーに文句ばかり言っている訳にも行きませんが
今ポリhotは「ニコイチ」ならず「ゴコイチ」と
五個の中華バーナーを使用し1個に仕上げていますので
トランギアと変わらない価格になってしまい悩ましいところです。。。。。。。。。

ポリhot販売価格の35000円はバーナー2000円計算ですので
8000円のリアル赤字で泣きたいです・・・・・・・・・

続きます。

ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法②

先ず、夏季使用方法の前にバーナー特性を書いていきます。

ポリhotで使用している中華バーナーは
燃料ヒートパイプを加熱する方式ですので
液出し対応かと思いきや、いざ液出し使用すると
ノーマルではポリhot使用で殆ど用をなしません・・・・・・

けっして使用している中華バーナーが極端に性能が悪いということではなく
(価格なり)
ポリhot使用で完全ではないということです。

バーナーヒートパイプ001
図のように鍋などが蓋をするように使用することにより
ある程度ヒートパイプに炎が当たるようですが、
それでも低価格なバーナーですので作りが甘く
ノーマル状態ではヒートパイプが適切に
炎に当たっているわけではありません。

バーナーヒートパイプ002
上に鍋が無いと炎が上に逃げてしまい、
(実際は斜め上という感じです。)
殆どヒートパイプに炎が当たりません。

バーナーヒートパイプ003
それを弊社でヒートパイプ部のパイプを加熱しながら
ベンディングし、図の様に炎が直接当たるように調整しています。

これでやっとポリhotで使用する下準備が出来ると思いたいのですが
問題は山積みで次に続きます(汗;
自己紹介

m-Field

Author:m-Field
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開発しています。
時代のニーズに合わせ
便利でコンパクトな
商品作りを目指しています。

キーワードは
コンパクトカー&コンパクトキャンプ

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まだ登場していませんが
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