過去に販売された携帯用温水器の製品は、丸く平べったい物でした。
私が最初に見たのは20年以上前だったような気が致します。
それは携帯するには非常に便利なのですが、
ポリhotのような瞬間湯沸かし器構造ならまだしも、
どちらかといえば、昔のガスの風呂釜のような自然循環を狙った製品でした。おそらく製作者は大きく平べったく作ることにより、
熱交換の効率が高まると思い製作したのだと思います。ですが、全てが的を得ているわけではありません。

クリックして拡大してください。
ポットhotはそれらの経験から、全て克服する為に設計を行いました。
外装カバーはポリhotのように磨きをかけ美しくするつもりです。
ですが、本来は見た目を良くする為のものではなく、高気密住宅のように
廃熱を上手く利用しながら、外気からの風・寒さからくる温度低下、
そして熱交換部が外気に発する熱損失を防ぎます。ヤカンも、廃熱を利用した製品があれば、もう少しだけ効率が良いでしょうね!
この構造は過去に紹介しました鍋の周りを覆う「鍋ターボ」で実験をした
経験を活かします!次に、上記図のように下のパイプから水を入れます。
過去の製品群は、携帯性を重視した為に薄く作り、
水が温水に変わる時間的猶予を与えれませんでした。それが図でお分かりでしょうが「深さ」を持たせました!
この深さがキモになります。
原理としては「エコキュート」と一緒で熱交換部をあえて深くし
上層部の暖かい水(つまり温水ですね)を上部パイプから放出したします。これら全ての相乗効果により、温水を取り出します。
但し、これは薪ストーブや石油ストーブ、焚き火など火力の弱い性質のものに有効で、
それらをターゲットに開発いたしました。北海道や寒い地方では一日中、ストーブの火を絶やさないと思います。
それを有効活用する為でもあります。
例えば、水道の蛇口から水を供給しポットhotを介し、お風呂に垂らせば、
時間がかかれども、お風呂の為に石油やガスを使わず、
薪ストーブや石油ストーブで部屋を暖めながら、お風呂も沸くと一石二鳥ともいえる形で
お風呂に湯がはれるわけです。私の打ち出す商品群でアウトドア関係は、レジャー・災害・エコを出来るだけコンセプトに
入れているつもりです。えあジョイはレジャーもそうですが、万が一災害に遭遇した時に、
誰にでも便利に使用できるようという気持ちもあります。ポリhotはレジャーだけでなく、無駄にガソリンを使用し、お風呂まで行くのなら
そのガソリン分でポリhotで湯を沸かすや、災害に使用してくだされば尚のこと嬉しいです。今回のポットhotもそうです。ですが、これだけの内容ですと
「えっ?ポットhotって直ぐお湯が出なくアウトドアでは不便そう」
と思われそうですが、そうではありません。
何故、この形状にしたかの意図することは、
次回(一度四国キャンプを書いた後)書かせてもらいます。
スポンサーサイト