久しぶりに薪ストーブの話題です。
開発を忘れてませんし、ペースが遅いからといって忘れないでください(^^;
今更ですが、薪コンロをサラダ油ストーブと分けた理由を少し書いておこうと思います。
当初、薪コンロとサラダ油コンロを兼用しようと努力していたのですが、
いかんせん「煙」の問題が付いて回ります。
サラダ油コンロでも煙は出ますが、薪コンロの煙の比ではないですよね。。。
それでこの図

見づらいのでクリックし拡大してください。
これは初期設計当時、薪ストーブとして使用する場合の仕様図ですが
薪コンロ時には「煙突」を装着すよう考えていて、
それをどう取り回すかが一番のポイントでした。
設計写真で鍋がのっている平たいプレート部分がありますが、プレート上面は丸い穴が開いていて、
そこから燃焼した火が直接出てくるのですが、鍋をのせることによってその穴が塞がり
煙は煙突へ、そして直接、鍋底に火が当たるように考えていました。
イメージは薪ストーブの上部の丸蓋を外し、釜鍋を装着したような感じでだと思ってください。
できるだけ熱効率を追求した結果と、もう一つの理由は「煙」です。
大震災前にテストし、数々の写真をupをしましたが、あれはあくまで燃焼テストで
実は最初からあの状態で登場させる気は毛頭ありませんでした。
実際に調理シーンで煙にまみれての苦行を、ピンからキリまでのユーザー様が
許してくれないと思っています。
私に比べ遥かに実践を積んだベテラン薪キャンパーの人達は
煙の渦にさらされながら調理しても気にならないと思っていますが
(基本、私も気にしませんが・・・)
キャンプ初心者や、奥様方の中にはそれを許してくれない人達もいらっしゃると思います。
まぁ、そのような人達は最初から買わないでしょうが(^^;;、
そんな人達の為にも、出来るだけ敷居の低い商品をと考えています。
本音を言えば超ベテランキャンパーといえど、玉ねぎと一緒で煙は目に沁みますよね・・・
当然他にも理由はあります。
鍋底の全ての面に火を当てれば「真っ黒」になりますよね!
洗うのが大変です。
それだけではなく、たまに薪をひっくり返したりすると「灰」が舞いますよね!
鍋底だけでなく側面も含め真っ黒になりますし、ご自分も真っ黒になる勢いです。
灰はスープなど調理中に鍋に進入してきます。
それらを少しでも防ぐ意味もあると考え、設計いたしました。

更に煙突を使用することにより熱効率が上がり、より強い火力が得られればよいと思っています。
まだまだあり、煙突が近い位置にありますので深鍋の場合、鍋側面を煙突にくっつければ
熱くなった煙突の熱が伝わってくるはずです。
といろいろ考えながらプロトタイプを製作し、ここにUPしたいと思います。
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