折りたたみ可能、小型薪コンロ5

クリックして拡大
今日は燃焼効率のお話ではなく、この形状に至った経緯について書いていきます。

このcad図は内室側面図で薪投入をどのようにするか、
そして二重構造でありながら組立式で薪投入口をも装備し、それを分かりやすくした図です。
(っといっても、組立シーンがなければ分からないと思います(汗;)

今回のコンセプトは、何と言っても「組み立て式」ということです。
燃焼効率と斬新さなどを加味し、二重構造で組み立て式にする際、
先ず一番大切だったのは、図にありますま薪を投入する<<円柱筒>>でした。

これをどうするかで長い間、全く手が付けられないでいました。

そしてこれを解決したのが「三角形状」でした。

正直に書くと、別に形状が三角形でなくとも可能なのですが、
問題はとにかく「パーツ減量」「組み立て易さ」です。

そんな当たり前のことでつまづいていました。

それが三角形形状ですと非常に簡単に出来がりました。

組立時、出来上がった三角形状は、収納時には丁番によりパタパタと折り畳みが可能で
それで平らな状態になります。
それは燃焼する内部屋と空気の流れが出来る外部屋も一緒です。

もう一つ「後押し」となったのが形状でした!
私は三角形という形状に、もの凄い抵抗感がありました。

ですが、試しに3Dcadで設計した製品が思いのほか「カッコよかった」のです。

それは現在手元にある具現化された「試作機」を見ても一目瞭然です。

それで製品化に踏み切ることにし、開発が始まりました。

続きます。