
今回はイワタニさんが出している「
風まる」を使用しての実験です。
ポリhotを使用している人の大半がカセットコンロだと思いますが、
アウトドア(
キャンプというより「野外」という意味だと思っています)での使用を詠ったカセットコンロの
一つが「
風まる」です。
この実験は本当に興味があり、試作品が出来るのを楽しみにしていました。
先ず、その理由の一つが「ウインドスクリーン効果」と「火力」です。
風まるを購入して、
アウトドアシーンで何回か普通にお鍋をのせ使用しましたが
個人的な結論としましては良い印象は全く無かったです。
理由は、どんなにバーナー口の風を遮っても、鍋とバーナーの間隔が開き過ぎている為
結局その隙間に風が入り込むと炎は横に流れ、なかなか沸騰いたしません。
あと火口を見ると分かるのですが、、、、この話は後で写真付で解説します。
とはいえ、それらは「風」に翻弄された場合の話であって、ポリhotには
簡易的に風防が備わっている為に、全く問題ないと理解しています。
そしてなんといっても
風まるの強みは「火力」です。
メーカーは「3,000kcal/h」と詠っています。
基本コールマンのシングルバーナーはメーカー表示で2,200kcal/h程度ですので、
(但し実験では、えあジョイを使用していますので2,200kcal/hは軽くオーバー
していると思います。)
相当期待できると思っていました。
以上の理由から、ワクワクしながらの実験でした
風まるの五徳内にもVer2.0はスッポリ収まり、かなり具合が良いですね!
これは
風まるに限らないのですが、大きさ的にも、中の熱交換部品の仕様的にも
結果的にVer2.0は良い大きさだと思っています。
例えば、輻射熱によるプラスチックツマミの熱変形や、ボンベの破壊など考慮すると
この寸法が程よいです。
さー期待をこめて実験に入りたいと思います。
っで、出てきたデータがこれ。
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テスト条件
初期水温・・・・・・9.8℃(無風)
機器・・・・・・・・イワタニ 風まる(3,000kcal/h)
ポリタンク・・・・・10リットル(簡易的断熱無し)
テスト水容量・・・・8.3リットル
水循環機器・・・・・乾電池式ポンプ
ポリhot・Ver2.0(1台)&カセットコンロ1台仕様
点火後
05分後・・・ポリタンク内15.5℃
10分後・・・ポリタンク内24.8℃
15分後・・・ポリタンク内31.9℃
水温計測位置・・ポリタン内部下部
********************************えっ?????????なにっ???????という結果が出てしまいました。
前回のコールマンシングルバーナー(508A)は
05分後・・・ポリタンク内19.7℃
10分後・・・ポリタンク内31.9℃
15分後・・・ポリタンク内42.8℃と比較すると、あまりにも不甲斐ないというか情けない数値です。
今まで、カロリーベースだけで見ていましたが、
今回の件でいろいろ悩ませられる結果となりました。
今までの私の実験のベースはコールマン508Aでしたので、結果が良かったのだと
改めて分かったと同時に、いかに形状にあった仕様が大事なのだと痛感いたしました。
ですがです。
これで私に火が付いてしまいました!!!!
先ず、何が駄目だったのか?、そして何が良いのか?を深く探求していくことになり
それが素晴らしい結果の連続にも繋がっていくことになりました。興味のある人には、ここからが楽しみな内容となると思います。
多くの実験結果を今後貼って行きますので時間はかかりますが
楽しみにしていてください。
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