さぁ、今日から2段重ね仕様の写真公開と、本格的な計測に入りたいと思います。

この写真は斜め上からなので、ちょっと分かり辛いですかね?
今日のご紹介は
ニチネンkc-322(2,700kcal/h)を使用しての計測です!
「風まる」の時は、本当にガッカリにな内容だった為、
実験時、ちょっと気が重くないといったら嘘になりますが、先ずは実験結果から!
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テスト条件
初期水温・・・・・・9.8℃(無風)
機器・・・・・・・・ニチネン kc-322(2,700kcal/h)
ポリタンク・・・・・10リットル(簡易的断熱無し)
テスト水容量・・・・8.3リットル
水循環機器・・・・・乾電池式ポンプ
ポリhot・Ver2.0(2段重ね)&カセットコンロ1台仕様
点火後
05分後・・・ポリタンク内21.7℃
10分後・・・ポリタンク内35.0℃
15分後・・・ポリタンク内47.4℃
水温計測位置・・ポリタン内部下部
40℃到達時間・・11分40秒
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来ましたーーーーーーー!!
なかなかの結果ではないでしょうか?
いろいろ実験してみて、この
ニチネンkc-322がカセットコンロの中で
(1個仕様・2個仕様)一番バランスが良かったです。
※実験結果は、その時の環境、機器のコンディションによって左右されますので
あくまで参考として見て下さいませ。熱交換率は、ポリhotVer1.0と比べると、既に別物になっていますねー
水温の計測も底で行っていますので、実際ポリタンク内の水を掻き混ぜた状態で、
平均水温40℃を目指せば、現在の計測位置での水温が
38.5℃で十分であることが分かっています。

後ろから見ると、過去ここに貼った3Dcadと同じなのが分かると思います。
少しポリhotの仕様を説明すると、熱交換部容量はVer1.0に対して、Ver2.0は
2.5倍です。
今回のテスト結果から、皆さんにお売りしたノーマルVer1.0と比べると
熱交換率は1.65から1.75倍ということになりますが、
あくまでこのデータはkc-322ですので、
既に結果の良いコールマン508Aではもっと良い結果がでます。
ポリhotの2段重ねは熱交換部が更に倍ですから、Ver1.0と比べると
5倍に増量したことになります。
コールマン(えあジョイ仕様)とポリhot,Ver2.0(1個仕様)が、
Ver1.0と比べると熱交換率が1.5から1.6倍と、なかなか良い結果ですが、
今回のポリhotの2段重ねはVer1.0と比べ、kc-322使用とはいえ1.65から1.75倍と熱交換率が下がり
CP値(コストパフォーマンス値)が下がったように思えますが、
まだまだ熱交換率を求め、チューニングの余地はありますが
それでも落ち込みが激しいように見えるのは、
キャンプ用シングルバーナーの消費カロリーに対して
オーバースペック(2段仕様は)を求めて設計した結果だと思っています。
今回の一連の結果
(既にこの書き込みの時点で、相当数のテストを行いました)から、
そのような理由で、この2段重ね仕様を
「「「ポリhot・Max」」」として進めて行こうかと思っています。
今後、他カセットコンロ・ガソリンバーナーで更に良い結果の連続になって行きます。
続きます。
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