さて、「
ポリタンクde灯油ポンプ」 で電動灯油ポンプのことを書かせてもらい、
カテゴリとして「ポリhot2」でしたが、電動灯油ポンプはカテゴリを「
ポリタンク」に変更して書かせてもらいます。
今更ですが、改造ネタはあくまで「自己責任」でお願いいたします。
あくまでユーザー様、多角的アプローチ発想の為とご理解くださいませ。

前回もそうですが、新旧灯油ポンプの比較です。
上が新型のEP-105で水量12リットル/毎分、下がEP-103で水量10リットル/毎分です。

ポンプ部を比べて見ますと一目瞭然ですね。
胴が一回り太くなっていて、モーターが巨大化しています。

では早速カスタマイズの為に分解してみます。

ネジを外し、その後は嵌め合い部分を、要領よくばらしていきます。

これは「ホースニップル」といい、これを使用することにより
簡単に製作することが可能になります。

まず、黒くマジックペンでマーキングした部分を切ります。
この部分は、我が社のカットマシンを使用します。
一般の人は材質の問題から、カッターより小さなノコギリのような物で切ったほうが良いかもしれません。

慎重に加工しましたが、それでも ものの1分でカット終了!

配線の孔位置を決める為に、ニップルを横に置き、ネジ部がモーター配線に干渉しないようにしながら
慎重にマジックインクで「ポチッ」と黒い「点」をマーク致します。
分かり辛いと思いますが、写真の「黒い点」ぽいのがそれです。

さーこのポチッと付けた丸いマーキングを中心に孔を開けるのですが、
配線は2本で一束の線ですので、結果2mm×3.5mmと長孔形状をしています。
ですので、フライス盤を使用しφ2mmのエンドミル使用し、
デジタイザ(デジタル測定器)で長孔形状に加工いたします。
それで出来たものが写真です。
既にこの時点で、一般ユーザー様では加工不可ですが、
別に長孔形状にせずとも、φ3.5mmの丸孔を開け、ボンド(接着剤)で
とめればokだと思います。

そしてその後、配線を通した写真です。

そしてホースニップルのテーパーネジ部をねじ込んでいきます。
テーパーネジですので、ネジ込めばねじ込むほどキツク閉まり、
それで終了になります。
この関連の他のサイトを見ますと、後処理が大変ですが、
ねじ込むだけと簡単です。
但し旧製品(EP-103)に比べ、新型のEP-105はモーターが大型化しているせいか
少しねじ込み感が軽くなっていますので用心の為にねじ込む時
接着剤を併用したほうが良いかもしれませんね。
続きます。
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