カセットコンロやクワッドスタンドなど五徳が載るスペースは、ポリhot,Ver1.0当時からあったのですが、
今回は写真のように使用する目的で当初から設計していました。

出来るだけシンプルにを目標として、
ただ4本の棒だけで構成出来ないかと思っていました。
この「丸棒簡易五徳」はしっかりとした計算の元加工され、ピッタリの寸法に仕上がっているため
シックリ感満載で、差し込むことが出来ます。
前回「問題が山積み」と書きましたが、
そのもう一つの理由を今日は書きたいと思います。
我が社で加工をして完成したその瞬間は丸棒簡易五徳はシックリ差し込まれますが、
実際のフィールドで絶え間なく使用し続けて、その「シックリ感」は何時まで継続できるのかという疑問です。
ポリhotのスカート(風除け)の部分は、今回ステンレスの厚み1.2mm(Ver1.0は1mm)を使用していますが、
丸棒簡易五徳をポリhotに差し込んだまま、人為的に力を加えれば変形し、
スカートの隙間が広がってしまう可能性があります。

スカート、スカートと書いても「全く意味が分かりません」というユーザー様達の為の図解です。
CAD図の斜線部分あたりをスカートとしています。
カセットコンロや、クワッドスタンドなどの五徳が乗りますと、
丁度バーナーの炎が少しだけ隠れる為にスカートと名称しているだけです。
もしスカート部分が外側に広がれば、丸棒簡易五徳は簡単に「スポッ」と抜けるだけでなく
ポリhot本体がグラグラな不安定な状態になって危険が及ぶかもしれません。
人為的と書きましたが、不安定なフィールドで使用していれば意図せずとも
こじる様な形で変形させてしまうかもしれません。

加工したてのこの状態は、かなりガッシリ感があり、そのような不安など全くないのですが、
やはりいろいろな状況を想定しなければならないと思っています。
まぁ、若干本音を言えば、スカートが少し広がったなら、それを指で強く押せば直るかもしれないのですが
それはスマートでないので、どうかと思っています。

「
ポリhot Ver2.0 その40 」でもご紹介いたしましたが、
この内側のバーナープロテクターはスカートにダメージが及ばない為と書かせてもらいました。
そう、Ver1.0のように仮にスカートにダメージがあるとかなり変形し、
丸棒簡易五徳に影響が及んでしまうのです。
バーナープロテクターは、熱交換効率化と共にそんな理由から装備を考えていました。

今回はこの試験用現仕様で年末までテストを繰り返しながら試行錯誤し、
その後販売を決定しようかと思っています。
( という予定です(汗; )
その間、待てない!
と思われるユーザー様はクワットスタンド購入をご検討下さいませ(大汗;
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