「
ポリhot Ver2.0 その43 」 の続きです。

前回、このバーナーを選択したのはポリhotの「結露水」対策と書かせてもらいました。
前回ご紹介したコンパクト3連バーナーに比べると確かに火力は落ちるのですが、
何より結露水によってバーナーの失火現象による、不完全燃焼懸念もありますので、
ここはやもえなく妥協しようと思っています。
因みにこのバーナー火力は2750~2800Kcalと謳っていますが経験から
おおよそ間違っていないと思います。
ベストセッティングなら火力はもっと行くはずです。

この手の中国製品のガス噴射ノズルは思いのほか流量が多く
多分コンパクト3連バーナーと同一製品(中国製は殆ど同じ噴射ノズル使用しています)で
4000~5000Kcal近くは可能ですので、写真のバーナーも空気混合比率を突き詰めれば
バーナー径から3500Kcalは行くと思いますが、あくまで推測です。
丁度このバーナーの直径がポリhotの熱交換部から外れ、結露水がかからない大きさなんです。
先ずは、それらをクリアしたとして、これからがマニア必見の本題です。。。。。
別にバーナー径がこれに近い大きさならこの製品を選択せず、
他でも良かったわけで、実は他にも何種類か購入しテストしたのですが、
やはりこの製品が良いと結論付けました。

その最大の理由は「ヒートパイプ」が付いていたからです。
これはポリhotにも若干関係して来るのですが、それはオイオイ明らかにしていきます。
先ず、バーナーにヒートパイプが付いているとマニアの人なら連想できることがありますよね?私はそれほど詳しくなく、軽く理論的なことを知っているだけです。
普通一般的なガスバーナーは気化したガスをガスボンベ内で作り、それをバーナーに送り込みますが、
(カセットコンロなどは正にその方式です。)
ヒートパイプがあれば、ガスボンベから直接
液体をそのまま送り込み、
バーナー上のヒートパイプで熱することによってその液体を気化させ、
そして噴射ノズルから気化したガスを噴射、空気と混ぜてバーナーから炎が出ます。
そのメリットはボンベ内で気化させない直接液体のまま出すので
「
ガスボンベが冷えづらい」のです。
ということは、火力が一定時間安定するということです。ポリhotは春や秋の使用がもっとも多いかもしれませんが、
当然、真冬も想定して開発しています。
今までカセットボンベ一筋に使用し(汗; 、しかもこれもノルマルブタン一筋で。。。。。
まぁ、一番低火力で良い数字を出すのが得策と行って来ましたが、
出来るだけ低価格なカセットボンベが使用出来たらと開発を進めて来ました。ですが流石にガス特性を無視できるわけではなく、
それを外的要因で何とかならないかというのが今回の目標です。
趣旨を分かって頂けたと思いますが長文過ぎるので、また続きます(汗;
※次回からテスト用火器改造に入りますが、危険が伴う実験用の改造です。
あくまで検証データとしてだけ見て下さい。
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