カセットガス缶(CB缶)にどれだけ熱が伝わるか
「
ポリhot Ver2.0 その48 」の続きです。

これは前回と同じ写真ですが、ヒートパネルに黒いマジックで
丸が描いてあるのが分かると思います。

これも前々回の写真ですが、CB缶が乗るヒートプレートで
今回の実験では左側の熱が伝わりにくいプレートを使用しました。

セッティングには3パターンありまして。
右から順に熱が伝わりにくい形になります。
この季節だと、一番右の「一番熱が伝わるセット」でも思っているほど熱は伝わりません。
ただ、上級マニア様専用とした製品であっても、実際に誰が触るか分かりませんので
本当はもう少し熱が伝わる仕様にしたいのですが、少し安全マージンを取っています。因みに今回は図内の中間のセッティングで行います。
では結果です。

室温は
12.5℃で行っていて、
45分経過したところでヒートパネルの温度計測をしています。
室温12.5℃でそしてこの仕様で45分も連続使用したら40℃の
温水が約60~70リットルも出来てしまいますが
実験の為に少し長い時間連続運転をし、出来るだけポリhot本体を熱くしてみました。
この温度分布図(CAD図)を見られて、40.1℃で40℃越してるじゃん、
危ないジャンと思われるユーザー様もいらっしゃると思いますが、
ですがカセットガス缶自体は、いたって冷静で15~16℃程度です。
ハッキリいって、ヒートパネルでピンポイントで
例え50℃以上でもCB缶はそれほど熱くなりません。
そもそもそれ以外の場所は外気温12.5℃に晒されているわけですから。やはり夏の熱~い車内や、暑い夏の炎天下など、缶全体が熱くならないと
そうそうCB缶全体の温度は上昇しません。
15~16℃とこれでも液体出し燃焼だからこの数字ですが、
CB缶内で気化し、送り出していたらおそらくこの仕様でも
CB缶は平均5℃位のヒエヒエになっているかもしれません。私的には今回の机上の空論は結構上手くハマッた結果となったと思っています。
但し、気をつける
最大の点は液体出し燃焼を行っていますので
絶対に屋内では
使用してはいけないということです。
絶対にアウトドアで行う。ということです冬場はヒートパイプが暖まるまで2~4分かかりますので
その間は燃料が少し液体で出続けることになります。そのせいで頭痛を引き起こすこともあります。ヒートパイプが暖まった後も
本当に微量(相当少ないですが)の液体燃料は噴出し続けると思っていてください。
ヒートパイプが上手く機能していたとしても、万が一の失火などはありますので
将来販売されたら、これに限っては「絶対」を厳守と思っていただけたら幸いです。
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