小さな製品開発の物語

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アウトドア温水器比較テスト 1

さて今日からポリhot,Ver2.0とホット・ウォーター・オン・デマンドの
温水対決をしていきたいと思います。

これら全てのテスト風景は5~6回に分けて詳細をお届けいたします。

前回お知らせしたとおり

ポリhot,super + カセットフーエコⅡ
ポリhot,super + 自作五徳バーナー(CB缶ヒートパネル付き)
ホット・ウォーター・オン・デマンド

という条件で行います。

テスト条件ですが、しょっぱなは
ホット・ウォーター・オン・デマンドには全くもってして不利過ぎる方法からです(汗;


それはノルマルブタンのCB缶を使用し行います。

この季節にノルマルブタンのCB缶はホット・ウォーター・オン・デマンドではタブーなのですが、
ポリhotは災害時を想定して一番入手し易く低価格なノルマルブタン缶で長年テストを行って来ていますので
先ずはこちらの土俵から実験を行ってみたいと思います。


ですがラウンド2ではプロパン入りのCB缶でもちゃんとテストを行いますので
ご安心下さいませ。


ただ100%プロパンのテストは行ないません。
日本では正規契約者様でないと入手するのが大変なのと
そもそもポリhotは現在CB缶仕様の製品しか対応していませんので
比較テストが出来ず、カテゴリの違いすぎる比較は難しいと判断しました。


CB缶以外はホット・ウォーター・オン・デマンドが有利な方法で試験を行います。

ホット・ウォーター・オン・デマンドが有利とは、
ポリhot,superは基本20リットルのお湯をカセットコンロで作ることを想定しています。


ポリhotは2500Kcal前後と低火力でそのことを実現しようとしていますので
おおよそ1回が17~20分でコンプリートすることを想定しテストしてきました。


今回は設定時間を10リットル/10分とし、その間に何処まで温度が上がる実験するのですが、
ポリhotは熱交換部以外にも外装カバーがある程度暖まることにより
更に温度上昇に拍車がかかります


それが丁度10分後くらいからですので、
ポリhotエンジンの暖気が終わった(5分~8分)ところで実験が終了してしまいます


ラウンド2ではプロパン入りのCB缶でホット・ウォーター・オン・デマンドは
圧倒的に有利になると推測いたします。

そもそもテスト時間を10分と決めたのは、
ラウンド1は100%ノルマルブタン缶で、ラウンド2では30%プロパン入りのCB缶と考えていて
後半のプロパン入りのCB缶内のプロパンを使い切るのに11~13分と想定して10分としました。


あと100%ノルマルブタン缶はホット・ウォーター・オン・デマンドでは
CB缶温度がマイナスになり10分程度しか持たないだろうと予想したからでもあります。


この実験ですが、ポリhot関係は過去の例からおおよそ分るのですが、
やはり同日同条件というのが日々環境に左右される製品にとって大切だと思います。

3デバイステスト-01
マジックインキで数字の書いたノルマルブタンのCB缶があります。

これだけ字が汚いと、ごまかしようがありませんよね(汗;

CB缶は全て新品です。

3デバイステスト-02  3デバイステスト-03  3デバイステスト-04
新品だという証拠に量りに載せましたが全て349グラムの位置を挿しています。

本当は350グラムなのですが、量りが悪いのか?1グラム少ない・・・・・(汗;

先ずメインイベントとも思えるホット・ウォーター・オン・デマンドからテストしていきます。

3デバイステスト-07
汚い文字が間違いない証拠です(汗;

3デバイステスト-05 3デバイステスト-06
ポリタンクとホット・ウォーター・オン・デマンドの位置関係はこのように。。。

写真でも分るよう(見辛いかな?)に正面の温度調整ノブ(ツマミ)がありません(大汗;

結局、ノブがグラグラで最後まで回しきれないとテストにならないので外してしまいました(汗;

ポリタンには正確に10リットルの水が入っています。

3デバイステスト-11
水温は8.8℃と表示されています。

改めて、条件を書きます。
****************************
気温12.6℃ カス缶初期温度13.4℃ ガス缶349グラム 
ポリタンク内水量10リットル 水温8.8℃ 計測時間10分
****************************
です。

ではスタートします!

3デバイステスト-08
この高低差だと本当に申し分のない流量ですね。

3デバイステスト-09
水温もみるみる上昇していきます。

1分40秒で35℃を示しています。

ですが、6分くらい過ぎから温度上昇が鈍くなってきて、
その後7分から?、8分にならないくらいで「ブシュー」という音と共に水温が上がらなくなって、
コールマン本体から、カチカチカチカチとスパークする音が!!!!!!!


初めてのことにプチパニックになった私は、その後の水温写真を撮り忘れ(汗; 、
何が起きたか考えている内にタイマーが10分をさしたので、ストップ。。。。。。。。。


その時のポリタンの水温は37.9℃を示していましたが、それすら写真に取り忘れるくらい
動揺していました(汗;

最初、さっぱり理由が分らず約1分たってから「あれ?、缶が凍った?」と思い、
缶温度を計測してみますと、-0.8℃を示していました。


なるほどねー、7分から8分行かないところで缶が凍って火が消え、
それで点火プラグが作動したのですが
点火せず、ガス供給がストップしたのですねーーーー


ノルマルブタン燃料で、せめて10分くらいは動作するよう願っていたのですが
それすら持ちませんでした。

3デバイステスト-10
CB缶を計測してみましたら、311グラムとなっていました。

349g - 311g = 38g を消費したことになります。

本当はホット・ウォーター・オン・デマンドに缶を暖めるヒートプレートが付かないか
検討したのですが、どうやっても付きそうになく断念いたしました。

結局この時期はノルマルブタンでは7分程度が限界で
使用には耐えられないということになりました。
(まぁ、当然なのですが・・・・・・)

やはりプロパン専用ということなのでしょうが、
ラウンド2のプロパン入りCB缶テストに期待して下さい。

続きます。
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