
さて、ラウンド1の2回目はカセットフーエコⅡです。
ポリhot関係の水循環には定番の100V駆動風呂用ポンプを使用します。

ちゃんと数字を確認してみて下さい。
あとアンフェアのようですが、
今回はこのカセットフーエコⅡはスペシャルエディション仕様です(大汗;いや試してみたら、具合が良かったので採用しているのですが、
CB缶用ヒートプレートを少し改造しています。写真をよーく見ると分りますが、ガラス入り耐熱シートでヒートプレート下面をカバーし、
更にアルミのヒートプレートを追加し、多方面に温度がよく伝わるように改造致してあります。
元々ノルマルブタン前提のカセットコンロで
ヒートパネルが標準装備されていますので簡単に改造可能でした。さてそれによる危険性ですが、この時期ですと皆無といっても過言ではありません。
改造ヒートプレートにしてもテスト運行中、
カセットボンベ各所の温度を計測してみましたが、
一番熱のある部分で15℃(内部で気化した上部一部)で
一番冷たい所(底のガス噴出し付近)は5℃以下と冷え冷えでした(汗;但し、寒い時期は良いのですが、
この仕様で夏に使用し危険を伴う可能性もありますので、
この改造は推奨するものではなく、あくまで実験と割り切って捉えてください。危険性を考慮し、私もこまめにCB缶の温度計測を行いながらテストを実行致しました。
あと知らない人もいらっしゃると思いますので書いておいたほうが良いかな?
他メーカーと違いイワタニ製カセットコンロはカセットガスをセットする際
マグネット式の容器受けガイドにカセットボンベを取り付けます。何故マグネット式になったかといえば、万が一カセットボンベが高温になり
缶内の圧力が高くなり過ぎた時に、内部ガス圧力でカセットボンベが
容器受けガイドから外れ火が消える仕組みになっているそうです。よく分かりませんが特許がらみで他メーカーは出来ないのかもしれませんね。圧力感知安全装置やポリhotにとって理想の内炎式バーナー装備などが
ある為、カセットフーエコⅡを推奨しているわけです。カセットボンベを容器受けガイドにセットする時、昔は機械式の
あの「ガチャッ」という音と共に取り付く安心感があったのですが、
イワタニさんの安全機構をしってから、逆にガチャの機械式取り付け方法が不安に・・・・・・ヒートープレートを改造していますので、
万が一の場合はガス缶がチャカッと外れること期待して・・・・(なんつって(大汗;
まぁ、いろいろ書きましたが実験の為の措置で、あくまで自己責任で行っています。
最初の写真の水温は8.8℃でしたが、セッティングをしているうちに
8.7℃まで低下。
今回の条件は。
****************************
気温12.6℃ カス缶初期温度13.4℃ ガス缶349グラム
ポリタンク内水量10リットル 水温8.7℃ 計測時間10分
****************************

さて、点火いたします。
流石にホット・ウォーター・オン・デマンドと違い
バーナー火力が弱い為、出だしの温度上昇は鈍いです

いきなり10分時の写真ですが、38.7℃と表示されています。
これを見て40℃は行かなく残念と思うでしょうが、
ポリhot,superで使用している風呂ポンプが1.9リットル/毎分とチロチロで
温度計センサー部がポリタンクの底に付いていましたので、
お湯といっても冷たい底の層で38.7℃と表示されていただけで。。。。。ポリタンクのお湯をかき混ぜると・・・・・・・・・・
41.2℃となり、今までの実験で水温40℃までが約18.5~19.5分でしたので
カセットコンロは改造いたしましたが、一応計算通りとなったわけです(汗;
低価格なノルマルブタン缶を使用し、お湯もしっかり出来るこの仕様は最高だと思っています。
コールマンと違い、ボンベ燃料が無くなるギリギリまでお湯を作ることが出来ます。ノルマルブタンで、ずーっと試験してきて良かったです(涙
ガス缶の重さですが平均で約313グラムのところを指しています。前回ホット・ウォーター・オン・デマンドが311gで水温約37.9℃(7~8分)で
今回ポリhot,super+カセットフーエコⅡで313gで41.2℃と
若干条件は違いますがグラム単位でみてもポリhot,superの高効率が分ると思います。
これを質量から計算しますと、
ホット・ウォーター・オン・デマンドが311gで水温約37.9℃に対し
ポリhot,super+カセットフーエコⅡで311g換算で43.1℃と5.2℃も水温が高いことになり、正に「
コールマン・ホット・ウォーター・オン・デマンド分解 その1 」で書いたように
ホット・ウォーター・オン・デマンド熱交換部は
ポリhot,max(2個仕様)と同程度の性能だということになります。
この差はプロパン混合缶でも出るか検証していきます。
続きます。
スポンサーサイト