ポリhot用
薪ストーブは、可能ならロケットストーブの様な感じではなく
あくまで
薪ストーブの様なイメージを想定しています。
(そもそもその定義が難しい??)
薪ストーブも、写真でたまに2m位の長ーい煙突が真っ赤になって、炎が噴出している物を
見ますが、
薪ストーブもロケットストーブもいかに煙の通り道を長くし、
空気を押し上げることが出来るかがキモですよね !
ロケットストーブは断熱「壁」効果で更に性能を引き上げているようですが、
究極的に燃焼効率を上げようと思えば、薪投入口と排煙口以外は
完璧に熱を逃げないようにするのがベストですが、
それではただ薪を最高率で燃やすことが主眼となり
全く暖気は取れなくなるので、落とし所の見極めが難しいです。

ポリhot用
薪ストーブの空気の流れは3箇所です。
前回のcad図で、蓋をした図を見れば4箇所に見えますが、実は3箇所・・・
大口の薪の投入口からは空気は侵入しない仕組みになっています。

先ず、薪を下(底)から燃やす為の1次燃焼用の空気の流れが真ん中下の空間で、
ここは1次燃焼専用として完全に他から独立しています。
(真ん中、下の水色のプレート下の狭い空間)
これは過去に試作した、
薪ストーブのノウハウが生きています。

ちょっと、分かり辛いかもしれませんが、2次燃焼用に真ん中上の空間。
(上部、紺色のプレートの狭い空間)
フロントから空気が入り、空気が暖まりながら薪ストーブ上部に空気を送り込みます。
ポリhotストーブ07 で書いていますが、
「まぁ、空気の流れを殆どポリhotに行くよう試作していますので、
フライパンでウインナーというより、「シチューをコトコト煮る」になってしまうかも(汗;」
と書いたのはこの構造からです。

紺色のプレートの狭い空間から、2次燃焼用の暖まった空気が出てきます。
1次燃焼はともかく、正直2次燃焼はポリhot用薪ストーブの構造上
あくまで補助程度だと思いますが最善の方法はとらないとですよね。

2次燃焼用の暖まった空気は図のように、側面と後部からも出てきます。
後部は図を見るとプレートで独立しているように見えますが
空気は側面空気取り入れ口と兼用です。
1次と2次燃焼用のこれらの空間があることにより、一番外側の外装が必要以上に加熱せず、
外装を伝って外に逃げるはずの熱は、その空間を通る空気が熱気を帯び
燃えやすくなったフレッシュな空気に変換され1次・2次燃焼用空気として使用されます。

後部の空気の流れを、もう少し分かりやすくした図です。
(外装を取ってみました)
側面から流れた空気は後ろの「切り欠き」部分を通って
後部2次燃焼用吹き出し口から出て行くわけです。
実際にやってみないと分かりませんが、後部2次燃焼用吹き出し口が、
構造上一番空気が流れづらいですが、その分 後部プレートが熱せられ
結果 空気を押し上げる効果が働き、後部に空気を吸い込むのではと思っています。
あとは実際に実験してどうなるかですが、
今まで経験から50%は変更しないといけないかもしれないんですよね~(汗;
例えば薪投入口にも調整可能な小窓を付けるとか・・・・
もう少し3D図は続きます。
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