前回の続きです(汗;
ポリhot,Ver2.7は「カセットコンロ外炎式対策」と謳って試作していますが、
外装カバーに熱が伝わらないようにする為に手っ取り早いのが
熱交換部増量なんです。
要するに「カセットコンロ外炎式対応」だけではなく実質的に
熱交換性能が更に高くなることは実験する前から分かっていることですので
どれだけ上がるか楽しみでした。
(ノウハウが蓄積された為、増量出来るようになったと理解してください。)
っで、実験の結果、水温差は
35.8℃/毎分1リットルでした。
前回の日記を見て頂ければ一目瞭然ですが、試作品ポリhotマックスが
販売しないとはいえ上位機種の
ポリhot,Super,Ver2.6を凌駕してしまっています(大汗;
内炎式カセットコンロを使用して正直この結果は予想以上です !!!!
まだ試作品のVer2.63でこれですので・・・・・・・
何度も書いていますが実際の使用では
これに水道から出てくる水の
元水温がプラスされますので
例えば水道の元水温が10℃なら
45.8℃、15℃なら
50.8℃ということです。
但しあくまで毎分1リットルの数値なので、
アウトドアで使用する場合はシャワーの場合
毎分2.5リットル程度必要となりますので、
35.8℃ ÷ 2.5リットル(シャワー可能水量) = 14.32℃/毎分2.5リットルということになり
水道の元水温が10℃なら24.32℃、15℃なら29.32℃となります。これだけだと「
な~んだ、リアルシャワーは厳しいのか」とお思いでしょうが、
その為に
ポリhot専用バーナーがあるわけです。
上記写真をイソブタン缶で使用しますと約3965Kcal/h以上の火力があり
( ※約3965Kcal/hという数値は自然環境を考慮し若干下げています。 )
上のカセットコンロの実験結果に対して理論値1.586倍のパワーがあります。
(※因みにカセットコンロでイソブタン缶を使用しても安定度が増すだけで
火力は上がりません。)
それを当てはめると
あくまで理論値ですが、
35.8℃/毎分1リットル × 1.586倍(理論値) = 56.78℃/毎分1リットルとなります。
56.78℃ ÷ 2.5リットル(シャワー可能水量) = 22.71℃/毎分2.5リットルで、
水道の元水温が10℃なら32.71℃、15℃なら37.71℃ですので、
マックスレベルなら
元水温が18℃でしたら40℃以上のアウトドアリアルシャワーが出来ることになります。
イソブタン缶はそれほどパワーがあり、
それで弊社フルセットでは日本で容易に入手可能なイソブタン缶を推奨しています。
それでも真冬は厳しいので、既にVer2.6ご購入者様の中には
ポリhotシングルとマックス2台をご購入され、両方を繋げて使用されているユーザー様もいらっしゃいます。
V2.7登場時(
多分2年先)には更に安定してお湯が作れると思います。
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