今回はあまり触れてこなかった熱交換部のお話し。
ノウハウてんこ盛りなのでさわり程度です。

銅管を特殊な治具で3重に巻いた後、熱交換性能を高める為の工程です。
専用の整形治具も写っています。
よくネット動画で銅管を ただ巻いてカセットコンロでお湯を沸かしている人を見かけますが
銅管は巻いただけでは駄目ですし、ポリhotと同じように簡易外装で
ステンレスボールを被せただけでも駄目で、実験としては目新しいですが、
それなら熱交換率的にはヤカンでお湯を沸かすで十分です。
車のラジエーターの様にフィンを付けないとあまり効果はありません。
理想は車のラジエター構造で銅をふんだんに使用することと思っていたのですが、
当初(10年前)、ポリhotも車のラジエター構造で現ポリhotの大きさで
製作しようと設計したのですが、どうにも上手く行かず断念致しました。

写真の状態で完成率は60%程度
皆さん、何か行動する時に深呼吸してから行動することが場面によってあると思います。
この1個体の銅管螺旋の熱交換部を前にして先ず始めることが「それ」です(汗;
もっと例をあげると、
遊園地にあるようなバンジージャンプを初めてやる心境と言いますか
素人がベンチプレスで100kg上げないと(そもそも素人が100kg上がりません)
嫌な罰ゲームが待ってるよ的な心境と申しますか「それ」なんです(大汗;
この3重に巻いてある銅管は、弊社所有の機械を改造し
更に特殊治具を製作し製造しているわけですが、
同じに加工をして形状は一緒のはずなんですが
何故か各個体に銅管特有の変な「癖」があり、
それを取りながら最終加工をしていきます。
ほぼ1つ1つのが「苦行」です(汗;
ですが今まで実験をし
熱交換性能を出来る範囲で追及してきた結果がこの形で
それに関しては後悔は全くありません。
災害時、命の駆け引きをしなくてはいけない場面で
燃料の無駄がないのは大切なことだと思っています。
世界に目を向ければプロパンガスの力業で火力を上げ
高温を実現している会社もありますが、
弊社ではあくまで効率を上げる事をモットーとしていくつもりです。
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