今書き込みシリーズは今回で終わりになりますが、
結局、夏季使用方法だけでなくいろいろ書いてしまいました(汗;
「
ポリVer2.7ご購入の皆様へ・・・夏季使用方法⑤」 で
>ポリhot用バーナーは噴射ノズル径とバナー直径を考慮したチューニングにより
>空気流入量が多い為、燃料開閉バルブを余り開けずとも全開に達します。
>というより、そのようにチューニングを変更致しました。
>(その理由は次回書かせてもらいます。)と書かせてもらったことの答えを書きます。
ポリhotは気温10度以下を想定しての使用を目指しています。
それを安定的に使用するのが課題となります。
カセットボンベ満タン時は炎にも勢いがあり高火力を安定可能ですが、
ボンベ内燃料が半分以下になってくると話は変わってきます。
ノーマルバーナーは気化方式と、
バーナー下部側面4個の空気取り入れ径の小径により
直径約0.4mmの噴射ノズルのガス量が若干押えられ
(空気の流入量が低い為ガス噴出量も抑えられるという意味です。)
低火力ながら炎が安定的します。
ポリhotのチューニングは、火力上限はバーナー径で決まっている為、
その火力上限を空気取り入れ径を調整することにより
出来るだけ燃料開閉バルブ1回転~1.5回転以内で済ませられるようにし
残りの0.5回転~1回転分は燃料減でガス内圧力低下時に使用することで
火力を限りなく高火力で安定出来るようにと調整させてもらっています。
もっと分かり易く書きます。
①元々、燃料開閉バルブは約3回転回りますが
実際の燃料全開は個体差により2回転から2.5回転。
②バーナー径から火力の限界はあるがノーマルに比べ
チューニングで1.1~1.2倍程度UPさせ、それを最大火力とする。
③燃料満タン時、燃料開閉バルブ1回転~1.5回転で
バーナー径の最大火力が来るように持ってくる。
(燃料満タン時、燃料開閉バルブ1回転~1.5回転以上回すと炎が暴れるはずです。)
④使用し続け、燃料減少時に燃料開閉バルブを
更に0.5回転~1回転以上回すことにより
バーナー径の最大火力まで引き上げ安定させる。的なチューニングを施しているつもりです(汗;
ノーマルバナーの特性を活かした結果ですが、
何分、個体差が激しく泣きながらチューニングしてますが
それに沿っていない場合もありますが出来るだけ平均を取っています。
ですので冬場は炎が安定してから
燃料満タン時は燃料開閉バルブ1回転~1.5回転。
燃料減少時は更に0.5回転~1回転以上回す。
最初から燃料が1/3以下では炎が安定してから
燃料開閉バルブ2回転以上。的に覚えて頂ければ結構かと(汗;
今回出荷に際し、常連さんやマニア的な人には上記に限りなく沿った方法を取りましたが
YouTubeやブログ初見の方などは2段階目で若干火力は落ちますが
もう少し安定したチューニングを取らせてもらっています。
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